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日本人は抗酸化力が弱い

活性酸素の存在が知られ始めたときには「酸素は生きていくのに必要で、それが活性化するのだから健康に役立つものでは」と考える人が多くいました。
もちろん今では、活性酸素は健康被害をもたらすものということは一般の認識とされています。

活性酸素は、細胞のミトコンドリアでエネルギー源を燃焼させるときに、不完全燃焼をした結果として発生します。
呼吸で取り込んだ酸素のうち2~3%が活性酸素に変化しています。
活性酸素は通常の酸素の電子バランスが崩れたもので、1つの酸素は通常では陽子が8個、電子が8個で構成され、プラスとマイナスで対の形になってバランスが取れています。
このバランスが崩れて、電子が1個欠けたものが活性酸素となります。

人間の体を構成している細胞は60兆個以上あり、それぞれの細胞の中にはエネルギーを発生させるミトコンドリアが数多く存在しています。
ミトコンドリアの数は細胞によって100~3000個と差があり、エネルギーを多く作り出す筋肉細胞や肝臓には特に多く存在しています。

ミトコンドリアの中では、エネルギー源のブドウ糖と脂肪酸が酸素と反応して燃焼して、生命維持に欠かせないエネルギーが作り出されています。
活性酸素には、スーパーオキシドラジカル、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類があります。
発生の仕方や毒性などには違いがあるものの、電子のバランスが崩れていることには変わりがなく、欠けている電子を他のものから奪うことで瞬時に通常の酸素に戻っていく性質があります。

体内には病原菌などの外敵と戦う免疫システムが備わっています。
白血球などの免疫細胞が、その代表的なものですが、活性酸素も重要な免疫システムとなっています。
細菌などが体内に侵入したときに、その近くに活性酸素があると、活性酸素は細菌から電子を奪って正常な酸素に戻っていきます。
電子を奪われた細胞は働きが止まり、破壊されていきます。
適度な量の活性酸素は細菌などの病原菌を破壊して、体の健康を守るために有用なものとなっています。

ところが、活性酸素が体内で多量に発生すると、体を構成する細胞からも電子を奪っていくようになります。
電子を奪われた細胞の破壊は1つだけでは終わらず、電子が欠けている限りは次々に隣の細胞から電子が奪われていき、ドミノ式に細胞が破壊されていくことになります。
細胞レベルでは細菌も人間もほとんど変わりはなく、細菌を壊すメカニズムは、そのまま体内の細胞を破壊するメカニズムにも通じています。

活性酸素によって細胞が傷つけられると、発がん物質などの有害物質が細胞内に侵入しやすくなります。
そのために細胞がさらに傷みやすくなり、細胞の働きが正常に保たれにくくなっていきます。

細胞が破壊されたところが血管であれば血管が傷ついていくことになります。
活性酸素によって破壊されたのが膵臓や肝臓などの細胞であれば、その器官の機能が低下していくことになります。

中でも膵臓や腎臓などは活性酸素による影響を受けやすい臓器で、活性酸素が多く発生するほど機能も低下しやすくなっています。
さらに活性酸素による細胞の破壊が続くと機能低下が進み、生活習慣病が引き起こされるようになります。

こういったことから、活性酸素は病気の90%に関係しているといわれています。

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