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日本人は太りやすく痩せにくい

日本人の1日の摂取エネルギー量(成人・男女平均)は1889kcl(平均27年「国民健康・栄養調査」)であるのに対して、アメリカ人の摂取エネルギー量は3650kcalにも達しています。
そのためにアメリカ人の肥満率は相当に高い印象が抱かれています。

アメリカ人の肥満率は35.3%(2013年WHO調査)にも達しています。
それに対して日本人の肥満率は成人男性が29.5%、成人女性が19.2%(平成27年「国民健康・栄養調査」)となっています。
男性だけを見ると、あまり変わりがないようですが、肝心の肥満の判定基準が異なっていますので、肥満率だけを見て単純に比較することはできません。

肥満症の判断基準となっているのは、BMI(Body Mass Index)で、体格指数と訳されています。
WHO(世界保健機関)が採用している肥満の判定基準はBMIが30以上となった場合であるのに対して、日本ではBMI25以上としています。

日本人の肥満率をWHOの基準に当てはめると3.7%でしかありません。
日本人は国民的に太った歴史がなく、日本人の多くはBMIが25以上になると
病気になりやすいという事実があるからです。

最も健康的な状態でのBMIが22であることから、これを標準体重としてBMIが25を超えたものを肥満症としているわけです。

BMIは以下の計算式で求められています。
「BMI=体重kg÷(身長m×身長m)」

日本人では身長が1.7mの人の場合には72.25kgを超えると肥満と判定されます。
身長が1.6mでは64kgであるので、この程度の人は、かなり多く存在しています。

また、BMIを用いた適正体重は以下の計算式で求められています。
「適正体重=身長m×身長m×22」

ここで「肥満」と「肥満症」の違いを解説しておきますと「肥満」は太っていることを指す言葉であり、太っていることだけで体に悪影響が出る状態だと決めつけられるものではありません。
痩せているよりも太っているほうが免疫力は高く、病気への抵抗力があります。
そして、生活習慣が良くないところでも生き残りやすいのは痩せている人より
も太りぎみの人だということも良く知られています。
肥満の状態で体脂肪が増え過ぎ、肥満症の段階まで進むと病気として扱われることになり、治療が必要な段階となります。

日本肥満学会では2000年(平成12年)に肥満症の定義を「肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、その合併が予測される場合で、医学的に減量を必要とする病態」と定めています。
同じ肥満であっても病気の危険性がある場合が肥満症とされています。

肥満症になると、糖尿病の発症率が標準体重の人に比べて3倍以上、心臓や脳の血管疾患は2倍以上と生活習慣病の発症率が高くなり、治療をしても改善に時間がかかる傾向があります。

日本肥満学会では、ウエスト周囲径(ヘソ周囲径)が男性の場合は85cm以上、女性の場合は90cm以上となったときに肥満症と推定する方法も用いています。
このウエスト周囲径はメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準と同じ数値となっています。

体重によって肥満かどうかが判断されることもあるものの、筋肉は脂肪に比べて重さが2倍ほどになっているため、体重だけで判断すると筋肉が多い人は肥満と判定されることになります。
そのため、大半は体脂肪率を測定して肥満の判定が行われています。

男性は体脂肪率が16~21%なら標準、22~24%なら太り過ぎ、25%以上なら肥満とされます。
女性の場合には、もともと体脂肪が多く蓄積されている体質であるため、20~25%なら、標準、26~29%なら太り過ぎ、30%以上なら肥満と判定されます。

高齢者は痩せているイメージがあります。
しかし、平成27年「国民健康・栄養調査」の結果を見ますと、70歳以上でBMIが25を超えた肥満症は男女ともに23.8%となっています。
病院の患者は肥満症の人が多いような印象がありますが、実際には太り過ぎの
人は少ないようです。
特に高齢者では太った人は少なくなっています。
これは太り過ぎの人は標準体重の人よりも早く亡くなる確率が高く、平均寿命を迎える人が少ないことと関係しています。

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