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舌診(ぜっしん)で何がわかるの?

舌は口ほどに物を言う?

舌は最初に飲食物と出会う場所で、そこで簡単に噛み砕かれた食物は食道を通り、胃へ運ばれますよね。なので、舌が一番影響を受けやすいのがその人が食べたものであり、胃腸の状態が如実に現れる場所でもあります。

また、漢方では「舌は心(しん)に開窮する」といわれ、心の活動の異常が舌に出やすいとされています。ここでいう心も、心臓の血液を送り出すポンプの働きだけでなく、心をココロというように、精神活動にも大きな影響をあたえるものとされているのです。

なお、舌の状態は常に一定ではなく、体調によって変化します。まとめると次のようなことがわかります。

  • 胃腸の状態
  • 水分代謝の異常
  • 血液の分布
  • ココロの状態
  • 病気の進行・深さ
  • もともとの体質
  • カラダの寒熱性など……

正常な舌って?

アッカンベーして「キレイな舌」を見せるテレビCMなどがありますが、実際「よい舌」とはどんなものを指すのでしょうか。色、形、苔、厚さ、潤い、動きなどに着目してみましょう。

  • 薄紅色で、鮮やかなピンク色
  • 苔はうっすらと白くついている程度
  • 適度に潤っている
  • 程よい大きさや厚さがある
  • 動きが自由

なお、自分で舌チェックするときのポイントですが、コーヒーなどの濃い色の飲食物を食べていたり、キャンディーなどを舐めている場合は正確な舌の状態がわかりませんので、気をつけましょうね。また、抗生物質を服用していると舌が黒くなることもあるようです。

舌でカラダのどこに不調があるかわかる!

舌は「経絡」という体内のエネルギー回路のようなもので五臓六腑に繋がっていて、内臓に異常があると、それに対応した舌の部位に変化が現れやすいといわれています。

舌両脇:肝と胆
舌先:心と肺
舌中央:脾と胃(脾は消化器全般と考える)
舌奥:腎

ストレスは舌の両側に出やすい

漢方ではストレスと密接な関連のある場所があり、ここを「肝」と呼んでいます。

五臓でいうところの肝臓の機能だけでなく、肝には気のめぐりをよくするなどの、自律神経にも似た働きがあるので、怒りっぽかったり、イライラしたりすると、この「肝」に影響があるとみるわけですね。

舌でいえば、肝を表す場所は舌の両側です。この両側が赤くなると、肝に熱がある状態で、トラブルがある証拠。最近ストレスを感じている方、舌のフチが赤くなっていませんか?

不眠や過労は舌の先に出やすい

次に、舌の先端が赤くなっている場合。

舌の先は五臓で表すと心の場所です。先ほども触れましたが、心は精神活動にも深くかかわっていて、睡眠不足や疲労によって心の機能が亢進すると、舌の先が赤くなったり、炎症が起きてボツボツと舌先に突起が出来たりします。ひどくなると口内炎を起したりも。

なお、舌には無数の毛細血管が通っていますが、舌の裏側をご覧になったことがあるでしょうか? 血行不良になると、舌の裏側の静脈が赤紫色に浮き上がって見えるはずです。

これは血液循環の悪さを示し、漢方では「オ血」と診断します。肩こりがひどい、アザやシミが出来やすい、生理時にレバーの固まりのような血が出るといった症状の方に起こりやすくなります。

舌の色・大きさ・厚み・舌苔からわかる不調の原因

東洋医学では、「舌」を診ることを「舌診」(ぜっしん)といい、体の中でも特に多くの内臓情報をもつパーツとして知られています。

舌診のポイントは、色・大きさ・厚み・舌苔(ぜったい:舌の表面につくコケのこと)の4つ。

舌は外的環境の変化にも影響されるので、直前の食事や照明による変化に注意しながら、自然光のもとで観察してみましょう。

舌苔が白い・・・体の冷え!

舌苔(ぜったい)は、うっすらと白っぽくあるのが正常な状態。白さが目立ってきたなら、体が冷えている証拠です。「疲れやすい」などの症状もある場合には、内臓機能も衰えているかも。

(対策)
甘いものやお酒などをひかえ、根菜類、薬味野菜(葱、生姜)などを多く摂りましょう。

舌苔が黄色い・・・体や胃に熱がある!

体や胃などの一部に熱をもっていると、舌苔が黄色くなります。風邪をひいて体が熱くなっていたり、食べ過ぎで熱性の胃炎を起こしているときにも黄色くなります。

(対策)
まずは、少食を心がけて胃を休めましょう。にんにく・ニラ・油・お酒などは胃に熱をためる原因となるのでひかえるようにし、かわりにトマトなどの酸味のある野菜や、玉ねぎ、大根などの辛み野菜、青菜を増やすと効果的です。胃熱は口臭の原因にもなるので気にしてみて!

舌苔が黒い・・・冷え・体力の低下!

まれに舌苔が黒くなることがあります。これは極端に体が冷えているときや、高熱で体力が落ちて危険な場合に見られます。

(対策)
要注意の状態です。すぐに病院へ行き、医師による診断を受けましょう。

舌が赤い・・・心臓・肝臓の熱!

舌自体が赤くなっている場合は、心臓や肝臓に熱があることをあらわしています。より濃い赤色になるときは、体のどこかに炎症を起こしている可能性もあるので注意が必要です。

(対策)
熱をとってくれる小豆、チンゲン菜、もやしを多くとると良いでしょう。その他では、あさり、しじみ、レモン、キウイフルーツなどが効果的です。

舌が紫色・・・水分不足か血行不良!

体の水分不足か、高脂血症などによって血行不良になっているのかもしれません。どろどろの血液が紫色の舌としてあらわれ、肩こりや腰痛、生理痛などの原因になります。

(対策)
まずは、原因となるお酒や油ものを控えましょう。水分不足によるどろどろには、アスパラ、きゅうり、トマトなどが最適ですが、冷え症をともなう場合にはレンコンや玉ねぎがおすすめです。

舌が大きく、歯型がつく・・・余分な水分が溜まっている!

大きく厚みのある舌は、体に余分な水分が溜まっている証拠。胃腸の弱い人によく見られます。舌の周囲の歯形が、体の浮腫み具合の目安となります。

(対策)
甘いもの、果物をひかえ、余分な水分をとらないようにしましょう。お酒やジュース類もNGです。大根やキュウリ、海草などを食べ、あずき茶を飲むなどして余分な水分を排出しましょう。汗を流すのもおすすめです。

舌が小さくて薄い・・・虚弱体質による水分不足!

高齢者に多くみられる状態で、栄養が足りず、虚弱で体の水分量が足りていないことをあらわしています。ただし、小さくても硬い状態であれば抵抗力は備わっているので、心配はいりません。

(対策)
夜更かしをやめ、無理のない生活に切りかえましょう。玄米などの栄養価の高い食べ物を常食し、少量でも良く噛んで栄養の吸収力を上げましょう。

舌がひび割れている・・・油脂分の過多!

食事に油脂が多いと、地割れのようなひび割れが生じることがあります。これは、油脂が胃熱の原因となり、体の水分がうばわれて、舌が日照り続きの田んぼのようになっているためです。

(対策)
緑の野菜類を多くとりましょう。青汁を飲んだり、油脂分の消化を助ける大根、玉ねぎ、ごぼうなどもオススメです。

舌の裏側の静脈が怒張している・・・心臓の注意信号!

舌先を上あごにつけて鏡に映すと見える、舌裏の2本の静脈。それが太く大きく盛り上がっているときは、血液がどろどろの証拠。汚れた血液は、シミ・そばかす・肩こり・頭痛、女性なら生理痛や子宮筋腫などにつながり、ひいては心臓の負担にもなります。

(対策)
葱、生姜などの薬味野菜を食べて血流を促すようにしましょう。

白い舌でわかる体質って?

では白い舌はどうでしょうか? もともと虚弱体質であったり、カラダを動かす原動力であるエネルギーや、血液が足りない気血両虚(きけつりょうきょ)タイプが多いのです。具体的に「気血両虚」とは、

  • 疲れやすい
  • 顔色が悪い
  • 貧血気味
  • 食欲不振
  • 動くとよけい疲れる
  • 寒がり

「風邪をひいたみたい」こんなときの舌って?

「風邪をひいたかな」という初期段階では、舌の変化はあまり見られませんが、胃腸に影響を及ぼしたり、発熱が続くと舌にも変化が現れます。

  • 白くて滑らか(水分が多い)な舌⇒カラダの冷えや、機能低下など
  • 白くて苔が厚い舌⇒余分な水分の停滞、内臓機能の低下など
  • 黄色くて乾燥している舌⇒熱によりカラダの水分が消耗
  • 黄色くてネバネバしている舌⇒余分な水分に熱が合わさっている状態
  • 黒い苔がついている舌⇒病気の勢いが盛んな状態

たとえば胃腸の風邪をひいたなんてときには内臓機能の低下が考えられ、苔が白くつくことが多いです。なお、白苔が黄苔に変わったら、カラダの冷えは解消されたが体内に熱がこもるなど、病気の性質の変化を感じることも出来ます。

いかがですか?
舌の教えに従うとストレスが溜まっているのなら少しリラックスすることをしてみる、冷えているなら体を温める食事を摂るなど、日々の生活を調整していくことが簡単になりますよね。是非とも、朝の歯磨きとともに習慣にしてくださいね。

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