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ビタミンU(キャベジン)について

ビタミンUの「U」は、潰瘍を表す英語「ulcer」の頭文字をとったもので、化学名は「塩化メチルメチオニンスルホニウムクロライド(MMSC)」と言い、「S-メチルメチオニン」と表記されることもあります。

キャベツの絞り汁から発見された成分で「キャベジン」とも呼ばれます。ビタミンUには細胞分裂を促し、タンパク質の合成を活発にする働きがあるため、傷ついた胃粘膜の組織を治す働きがあるといわれています。

ビタミンUは、胃の粘膜細胞への血流を促進し粘膜の分泌促進し、壊れた細胞の修復作用があります。さらに、胃酸の分泌を調整する働きもあり胃酸過多による胃壁への損傷を防ぎ、胃・十二指腸潰瘍の予防に効果的とされ、多数の胃腸薬に配合されています。

この成分は効果がでるのが比較的早く、摂取後2から3時間後には胃の粘膜の分泌が促進されます。そのため、胃や小腸の表面組織の欠損や、胃のムカツキを抑える効果が期待できます。

なので、内臓脂肪が気になる方はもちろん、焼肉など脂分が豊富な食材を食べる際に一緒に食べると肝臓に脂肪をためこまない効果が期待できます。

ビタミンUには抗酸化作用があり、肌のしみ・そばかすの発生や細胞や血管の酸化を防ぐ働きをします。

ビタミンUの主な働きには、胃酸の分泌抑制と、胃腸粘膜の新陳代謝促進があります。胃酸とは胃液に含まれる消化液のことで、強力な酸によって胃の中の食べ物を消化したり、食べ物と一緒に入り込んだ菌の殺菌を行っています。

分厚い肉でも溶かしてしまうほど非常に強い酸性ですが、胃の内側は粘液で守られているため、胃そのものが溶かされることはありません。

お酒を飲む前に牛乳を飲むと、牛乳の膜が胃を守るという話がありましたが、実際は、牛乳に豊富に含まれるビタミンUが粘膜の生成を促し 胃を守っています。なので、理由は間違ってますが効果は正しいのです。

ところが、胃酸が過剰に分泌されると胃粘液では守りきれなくなり、胃の粘膜が傷つけられて、胃のもたれや痛み、胸やけ、吐き気などを起こし、胃炎や胃潰瘍になる可能性も高くなります。

ビタミンUは胃酸の量を調節し、過剰な分泌を抑えることで胃酸過多によるトラブルを防ぎ、胃の健康を保つことができるのです。

また、ビタミンUは、タンパク質の合成に不可欠な核酸を作るために必要な成分で、タンパク質生成を活発にする働きを持ち、傷ついた組織を修復して血管をしなやかに保つ効果があります。

すでに胃粘膜がダメージを受けた場合は、タンパク質を大量に作り出すことで胃粘膜の新陳代謝を活発にして、壊れた組織を修復しやすくします。

主に胃痛や胸やけを予防・改善できる成分として胃腸薬に使用されていますが、消化管潰瘍の治癒能力を高め、回復を早める効果があることから最近では胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの治療に用いられることも多くなっています。

さらに、肝機能障害の改善にもビタミンUが役立つと言われています。ビタミンUは肝臓においても代謝を促進します。血流の促進により、肝臓の細胞の再生を促進する作用に加え、肝臓の脂質を減少させ、肝機能の働きを助ける効果があるため脂肪肝(肝臓に脂肪が溜まる病気)などを予防・改善でき、現在はガンや生活習慣病を予防する抗酸化作用も期待されています。

ビタミンUは元々、キャベツの絞り汁から発見された栄養素なので当然キャベツに多く含まれています。その他、レタス、セロリ、パセリ、アスパラガス、ブロッコリーなどの野菜に多く、青海苔、牛乳、卵などにも含まれています。

ビタミンUは体内で合成できないので、その効果を得るためには食品などから摂取しなければいけません。しかし、水溶性のビタミン様作用物質であるビタミンUは水に溶けやすく、熱で壊れやすい性質を持っています。

ビタミンUを効率よく摂取するコツは、加熱せずに生のまま食べること。新鮮な生野菜を使ったサラダが最適ですが、水洗いの際にはあまり長く水にさらさないように気をつけましょう。

ちなみに、ビタミンUは酸には強いのでマヨネーズなどと一緒に食べても栄養が失われる心配はありません。

生のままでは食べづらいという場合は強火でサッと炒めるなどして加熱時間を出来るだけ短くしたり、煮物や汁物にするときはビタミンUが溶け出した汁まで飲み干す、そして、何度も温め直さないことが大切です。

ビタミンUの推奨摂取量については今のところ定められていませんが、普段から胃の痛みをよく感じる人、胃がもたれやすい人、お酒を飲む機会が多い人、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が心配な人はビタミンUを積極的に摂取することをおすすめします。

ただし、アセトアミノフェンが配合された解熱鎮痛剤を服用している場合はキャベツの摂取を控えてください。キャベツに含まれる別の成分が、薬の作用を弱めてしまう恐れがあります。

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