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ビタミンDと紫外線、免疫との相関関係。紫外線が免疫力をアップする

ビタミンDと紫外線、免疫との相関関係が分かったのは、アメリカにおける黒人の結核罹患(りかん)率からでした。

アメリカで結核にかかるのは、圧倒的に黒人が多いのです。

しかも、黒人が結核にかかると、重症化する傾向が強いことから、その理由を探る研究が始まりました。

当初は、黒人の生活レベルが低く、栄養状態が悪いからだろうと推測されていました。

ところが、ハイソサエティ(上流社会)の黒人も同じような率で結核にかかり、なかなか快癒(かいゆ)しません。

そこで、人種に関係しているのではないかと考えられたのです。

黒人はもともとアフリカ大陸の紫外線が強い地域で、裸に近い格好で生活していました。

だから、そういう環境で生活できるような遺伝子を持っています。

その人たちが、北米で洋服を着て生活するようになったことから、日光から得られるビタミンDの濃度が極端に低くなってしまったのです。

彼らは紫外線を通しやすい白人の肌と違って、もともとガードが固く出来ています。

その分、余計に時間をかけて紫外線に当たる必要があったのですが、服を着て室内で暮らすことが多くなってしまったために、免疫力が衰えているのではないか、と考えられました。

赤道直下で普通に生活しているアフリカ原住民と、北米で文明人として暮らすようになった黒人とのビタミンDの量を比較したところ、現地人のほうが圧倒的に多いことも分かりました。

そんなことから、ビタミンDが免疫や筋力と深く関係していることが明らかになってきたのです。

人類はアフリカ大陸に誕生し、そこから地球上に広がっていったと言われます。

紫外線が弱くなる北方に行くほど、肌の色が白くなっていったのは、できるだけ多くの紫外線を吸収して、免疫力を強くしたかったではないでしょうか。

また、北欧に行くにしたがって、乳製品の摂取量が増えますが、これはおそらくビタミンDを摂ろうとしているのです。

乳製品にはビタミンDが多いのです。

人類の歴史の進展につれ、洋服を着て美白を追求するようになったことから、現代人はビタミンD不足になってしまったのかもしれません。

とくに女性はビタミンDが不足しがちだと、風邪をひきやすい。

あるいは、子宮内膜症にかかりやすいなど、いわゆる婦人科系の疾患も目立ちます。

不妊の女性には、ビタミンDが極端に不足している人が多いものです。

ビタミンDの受容体は、卵巣、卵管、子宮内膜など婦人科系の器官に多く見られます。

そのほかでは、腸管、脳の脳下垂体、視床下部などがあります。

とくに腸管は、アレルギーとも関係してくる器官です。

昨今は、異性や恋愛に淡泊な「草食男子」なるものが増えてきていますが、これもビタミンD不足が影響しているのかもしれません。

本来、男性の役目は、野原を走り回って狩りをすることでした。

デスクワークが増えた今は、屋内で多くの時間を過ごす男性が大半です。

漁師や釣り人には、たくさんの血中ビタミンDを持っている人が多いことを考えると、やはり紫外線に当たることが人には必要なのです。

もちろん、紫外線を浴びすぎると、皮膚がんになる確率が上がる、ということはありません。

けれども、ガンを引き起こす大きな要因は、身体の「酸化」で、抗酸化力が強い人は紫外線を浴びてもガンになりにくいのです。

黒人に目立って皮膚がんが多いかといえば、そんなことはありません。

皮膚がんにかかるのは、圧倒的に白人が多いものです。

とくにオーストラリアに移住した白人は、北米で暮らすようになった黒人と逆の立場になります。

オーストラリアでは、とくに子供を中心に、皮膚がんの予防が盛んに提唱されています。

湿度が高い日本の紫外線量では、よほど極端に日焼けでもしない限り、あまり気にする必要はないでしょう。

屋外で働く人でなければ、今の私たち生活スタイルは、外に出る機会が非常に少なくなっています。

ビタミンDと免疫力に関するかぎり、意識的に外に出るように努めるべきです。

文献には一日20分、直射日光に当たれば十分合成されると書かれていますが、実際にそれくらい浴びている人たちのビタミンDを測っても、ほとんど高くなっていません。

人間にとっての必要量は、本来、赤道直下で生活している人たちの濃度を標準に考えるべきでしょう。

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