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これまでの食生活に関する常識に誤りがあった

秋田県大仙市では、15年ほど前に健康増進の一環として、市民の栄養面の見直しから食事指導を始めました。

そのときに注目したのが、市民の「アルブミン量」が標準値より低いという点でした。

アルブミンは肝臓で合成されて血液中に放出されるタンパク質で、血液中を流れているタンパク質の6割近くを占めているものです。

血中のいろいろな物質と結合し、必要なものを必要とする場所に運搬するという重要な役割を担っています。

その素(もと)は食べ物に含まれるタンパク質で、このアルブミンの数値が低いと、肝障害や栄養失調が疑われます。

これが無いと、どんな良い栄養素を取り込んでも、身体の各所に上手く運べないからです。

アルブミンの標準値は3.8(g / dl=血液1デシリットルあたりに含まれるグラム数)ですが、大仙市民の数値はそれより、やや低かったのです。

とはいえ、異常と言えるほど低いわけではなく、正常値の範囲に入る「ちょっと低め」というものでした。

ですが、どうもこの軽い低タンパクが問題なのではないか、という話になって、自治体が食事指導を始めたのです。

肉、魚、豆、卵、乳製品などタンパク質を多く含む食材をリストアップし、それらを毎日の食事の中でまんべんなく摂りましょうというふうに指導していきました。

その結果、動脈硬化が減少し、しかも平均寿命も延びて、全国平均に追いついたのです。

とくに注目すべきは、肉、乳製品、卵など動物性タンパク質の摂取量が増加したにもかかわらず、世間で言われているような「コレステロールは動脈硬化のもと」という常識とは逆に、動脈硬化が減ったことです。

それまで、大仙市民の方々はコレステロールが増えないようにと、肉や卵などを控えてきたのでしょうが、これが逆に仇(あだ)となって、たとえばタンパク質不足から起こる免疫力低下、骨粗しょう症などが多発するようになっていたのです。

栄養失調の自覚症状というものは不足する栄養素によって異なるので、医師の通常の診察ではなかなか見つけにくいものです。

共通しているのは疲労感、「なんだか疲れやすいな」という感覚です。

大仙市のように、タンパク質の不足が正常値の範囲内であっても栄養失調というケースもあります。

それが医師に認識されていないので、疲労感から「うつ病」という診断になってしまうこともあり、栄養失調なのに心療内科にかかるという、ちぐはぐなことも起こってしまいます。

このように新型栄養失調は、普段から健康に気を遣い、食事に注意を払っている人にも起こっているわけですから、これまでの食生活に関する常識に誤りがあったということは明らかです。

栄養状態は、太っているとか痩せているとか、わりと見かけで判断されることが多いものです。

たしかに痩せている人に低栄養が多いことは事実ですが、新型栄養失調は太っている人にも多く見られるのです。

そこも従来の常識とは異なる点でしょう。

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