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サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

糖アルコール

エネルギー源にならない代替甘味料

糖アルコールとは、グルコースやキシロースなどの単糖類やマルトース、ラクトース、パラチノースなどの二糖類が還元されたものです。

酸、アルカリ、熱に強く、しかも難消化性で甘味があることから、低カロリーの甘味料や虫歯予防甘味料としても様々な食品に利用されています。

血糖値を上げない、虫歯になりにくいなどの作用で特定保健用食品に

砂糖は、小腸でスクラーゼという消化酵素によりグルコースとフルクトースに分解して吸収され、血糖となります。

糖アルコールは砂糖のような糖質と違い、小腸で消化吸収されません。

血糖値を上昇させないのでインスリン分泌も刺激しません。

よって、血糖値の高い人の代替甘味料として最適です。

小腸で吸収されなかった糖アルコールは、大腸でビフィズス菌や乳酸菌などの発酵を受け、酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸などの短鎖脂肪酸に分解されます。

短鎖脂肪酸は吸収されてエネルギー源となります。

糖アルコールの有効エネルギー量は、1g当たり2~3キロカロリーです。

摂り過ぎると大腸での水分吸収を阻害して、下痢を起こすことがあります。

また、口腔内の細菌は、糖質を栄養源として歯垢を作りますが、糖アルコールは栄養源に利用できないので歯垢が出来にくく、虫歯菌が増えません。

これを甘味料に使ったガムや菓子類は、特定保健用食品に認可されています。

糖アルコールの種類

【キシリトール】

キシロースから作られ、甘味度は砂糖と同等ですが、熱量は砂糖の3/4程度です。

キシリトールは体内でも合成されており、医療用には、肝障害や糖尿病でのエネルギー源として点滴用輸液に利用されています。

【ソルビトール】

果実類に含まれ、甘味は砂糖の70%程度です。

工業的にはグルコースから作られ、まろやかな甘味があり、菓子類に多く利用されています。

体内では糖尿病患者の糖質エネルギーとして、輸液などに利用されています。

【還元パラチノース】

砂糖に酵素を作用させて得られるパラチノースに水素を添加して作られます。

還元パラチノースのエネルギー量は砂糖の約半分で、虫歯にならない性質を持っているので、抗齲蝕(こううしょく)性甘味剤としてガムなどの食品に用いられています。

【マルチトール】

甘味は砂糖とあまり変わりませんが、利用エネルギーは砂糖の約2分の1です。

後味のすっきりした甘味を持ち、体内に吸収されにくいので低エネルギーの甘味料として用いられています。

糖尿病や肥満などエネルギー制限を必要とする人に利用されています。

【ラクチトール】

還元乳糖ともいわれ、ラクトースに含まれるグルコースが還元されたものです。

甘味は砂糖の半分以下で、甘味度が低く飲みやすく、下痢などの副作用が比較的少ないことから、高アンモニア血症の治療薬として期待されています。

糖アルコール(ラクチトール)が血中アンモニアを抑える作用

血中アンモニアの低下作用

ラクチトールは大腸で※短鎖脂肪酸に分解され、腸内のpHを下げて乳酸産生菌の増殖を促進します。

浸透圧が亢進(こうしん)し、腸管輸送能が上がってアンモニアを含む腸管内容物の排泄が促進されます。

※短鎖脂肪酸・・・難消化性の炭水化物はそのまま大腸に運ばれ、乳酸菌などによって酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸や乳酸に分解されます。人は短鎖脂肪酸を吸収し、利用できます。

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