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脂質の吸収後のゆくえ

食事直後の脂質の貯蔵

食事として摂った脂肪(トリアシルグリセロール)は小腸で吸収され、キロミクロンというリポたんぱく質の形になって、体の各部に運ばれます。

各部の組織は、リポたんぱく質から脂肪酸を細胞内に取り込み、エネルギー源にします。

摂り過ぎた脂肪は、皮下や臓器のまわりにある脂肪細胞の中に溜め込まれます。

また、脂肪は肝臓で過剰に摂取した糖質やアミノ酸からも合成され脂肪組織に蓄えられます。

食事をせずに空腹が続いたときには、体内の脂肪がエネルギーとして使われます。

このとき、脂肪組織に蓄えられた脂肪は、細胞内のリパーゼによりグリセロールと脂肪酸に分解されて血中に入り、各組織に運ばれてゆき、エネルギー源となります。

脂肪酸からエネルギーを作る仕組み

筋肉などの組織に取り込まれた脂肪酸は、β – 酸化により分解されてアセチルCoA(アセチルコエンザイムA)になります。

これはTCAサイクルに入り二酸化炭素と水に分解され、この過程でATPを産生します。

脂肪の重要な役割は、エネルギー源になることです。

脂肪1gは9キロカロリーの熱量を生み出します。

エネルギーの貯蔵形態として、脂肪は糖質やタンパク質よりも有利なのです。

脂質の体内輸送の仕組み

脂質は水に溶けないため、リポたんぱく質を形成して血中を輸送されます。

なかでもキロミクロンは最も多く脂肪を含むリポたんぱく質であり、小腸で吸収された脂質を体中に運びます。

キロミクロンは各組織に脂肪酸を渡すと、残りは小さなキロミクロンレムナントとなって肝臓に吸収されます。

肝臓で合成された脂質を各組織に運ぶ出すのは、VLDLというリポたんぱく質です。

VLDLは各組織に脂肪酸を渡すと、血中でコレステロールをより多く含むLDLとなります。

LDLは各組織に細胞膜の構成に必要なコレステロールを取り込んで肝臓に運ぶ働きをします。

血中にHDLが多いと、抹消組織のコレステロールをより多く回収して、動脈硬化の予防になります。

脂肪の合成の仕組み

体内の脂質は、ほとんどが脂肪(トリアシルグリセロール)であり、食事として摂った脂肪の他に、糖質やアミノ酸から合成されたものも存在しています。

トリアシルグリセロールは、アセチルCoAから脂肪酸を経て合成されます。

アセチルCoAは脂肪酸の代謝から出来るほか、解糖系で糖質から生成したピルビン酸やタンパク質代謝から生成したアミノ酸からも作られます。

体脂肪の分解の仕組み

脂肪は皮下の臓器の周辺の脂肪細胞内などに蓄積します。

脂肪組織はエネルギーの貯蔵所です。

私たちの体をみると、タンパク質やグリコーゲン量は限られていますが、脂肪は大量に蓄積することが出来ます。

脂肪組織から血中に動員された脂肪酸やグリセロールは、必要に応じて筋肉をはじめ末梢組織に取り込まれます。

脂肪酸は、β – 酸化(※下記に説明)によりアセチルCoAに分解され、TCAサイクルで二酸化炭素と水に分解され、排泄されます。

グリセロールは解糖系に合流し、ピルビン酸を経てアセチルCoAとなり、TCAサイクルで分解されます。

また、グリセロールは、必要に応じてグルコースの合成にも用いることが出来ます。

※β – 酸化・・・脂肪酸はβ – 酸化を受けると炭素2個単位で切り離され、アセチルCoAに分解されます。したがって、炭素数16のパルミチン酸(C₁₆:₀)は 8分子のアセチルCoAに分解されます。

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