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酸化コレステロール(酸化LDL)とは?

通常、LDLコレステロールは、中性脂肪やリポタンパク質などの複合体として血中に運ばれていますが、これらの脂質には、酸化されやすい不飽和脂肪酸が含まれており、活性酸素やフリーラジカルの攻撃の標的ともされています。

LDLの酸化は、こうした活性酸素の働きが強まった結果とも考えられます。

最近注目されているのは、食事由来で体内の酸化ストレスを上げる質の悪いコレステロールです。

例えば、電子レンジで脂質を含む食品を加熱すると酸化(劣化)コレステロールができますが、こういう質の悪いコレステロールが体内に吸収されると、体内の酸化ストレスが上がり、より多くの酸化LDLが出来てしまいます。

ウサギを用いて酸化コレステロールを食べさせた結果が報告されています。

同じコレステロールの量でも、5%だけ質の悪い酸化コレステロールに代わった食事を与えたところ、通常のコレステロールより、動脈硬化が3カ月で2倍ぐらい多く起こったのです。

酸化コレステロールが混じるだけで、こういう結果になることは重大な話です。

食品に含まれる脂質は長期保存や加熱調理、紫外線照射などによって劣化・変性します。

その変性には、活性酸素の働きでできる酸化ストレスが関与しているといわれますが、脂質を酸化させると、食品中に錆びのような状態が現れると想像できます。

例えば、酸化コレステロールを生成する分かりやすい食品として、バターやチーズ、マヨネーズなどが挙げられます。

バターの端が黄色く変色していたり、マヨネーズの残り口が黄色く透明になっている部分です。

冷凍食品のコロッケの衣やインスタントラーメンの麺(めん)生地など、いろいろな加工食品に使われている卵黄パウダーにも酸化コレステロールが多い。

つまり加工された動物性食品には、酸化コレステロールが多く含まれています。

脂質を加熱しすぎると、酸化しやすくなることが知られています。

電子レンジで、10分ほど温めると、確実に酸化コレステロールが生成されます。

みそ汁にしても、昔からあまり煮立たせるなといわれていますが、当然それだけ熱が増えるから酸化度が上がるわけです。

コンビニのフライ弁当などを熱量の多いものを電子レンジで温めることは、典型的ともいえるわけです。

とかく日本人は温かいものを食べたがりますが、その時に安易な電子レンジの使用は危険です。

小分けにして、加熱するなどの工夫がほしいですね。

あるいは、食事に抗酸化物質を加えるのもいいですね。

実際、昔からある日本の伝統食の多くは抗酸化物質が入っているのです。

そういうものだからこそ残ってきたのでしょう。

例えば、肉ジャガには、抗酸化作用のあるビタミンCを多く含むジャガイモや、ベータカロテンを含むニンジン、サヤエンドウなど緑黄色野菜が入っていますし、牛肉は腐りが早いけれども抗酸化作用のあるビタミンCやEが多い豚肉は煮込んでも日持ちします。

洋食も同様、カレーの黄色い成分のターメリックも非常に強力な抗酸化物質で、フランス料理で多用される赤ワインのポリフェノール、ポトフに入れたりするハーブなども抗酸化作用があります。

ファストフードやレトルト食品を食べる機会が多い方は、抗酸化物質を含む食品も意識して取るようにしたいものです。

平成15年の厚生労働省の調査では、米国人男性より日本人男性の方がコレステロール摂取量が多いという結果が出ました。

さらに15~19歳の高校生らの調査では、男性は米国の1.5倍、女性は2倍ほど多くなっています。

最近は、若い人の心筋梗塞も増えています。

コレステロール摂取が多いと、肥満にもなります。

その典型的な例が沖縄県で、2000年に、男性の長寿日本一が一挙に全国26位に落ちた『沖縄クライシス』が有名です。

いまでは沖縄男性の50%が肥満ですから。

ファストフードなど早くから上陸して食生活の欧米化の時期が早かったのも影響しています。

実は、都市部ではすでに心筋梗塞が急増しています。

ラードが使われている食品などを摂取し過ぎると、肝臓の細胞に脂肪がたまる『脂肪肝』になりやすいといわれています。

脂肪肝は実は、心筋梗塞や脳梗塞の危険因子なのです。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と同様に、脂肪肝からもTNF-αなどの炎症性サイトカイン(生理活性物質)が放出されて、さらに体内の酸化コレステロール濃度も高くなり、動脈硬化を促進するのではないかという疫学研究結果も出てきています。

脂肪肝の人も、こういうメカニズムから動脈硬化のリスクがあるということです。

また、最近『食後高脂血症』という病態も注目されています。

これは、空腹時のコレステロール値や中性脂肪値が正常でも、食後の値が下がりにくいものをいいます。

やはり血液がドロドロになり、血管内皮が傷つき、脂肪肝やインスリン抵抗性を悪くし、心筋梗塞や脳卒中を招くことになります。

メタボリックシンドロームが増えれば確実に心筋梗塞と脳卒中は増えますが、メタボ以外の要因もあります。

日本人は特に高齢になると、不整脈、中でも『心房細動』を患うことが多く、(心臓の)心房内の血液の流れが乱れ、血栓ができやすくなります。

それが脳に飛んで血管を詰め、脳卒中を引き起こします。

更年期以降は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が極端に少なくなります。

以前から、エストロゲンは、血管を柔らかくするなど抗動脈硬化作用があることが知られており、また抗酸化作用もあるため、エストロゲンが少なくなると、脂質の酸化度も上がってきます。

それゆえ、閉経年齢でもある50歳を境に、高脂血症の女性が急増すると考えられています。

いずれにしても、エストロゲンには数百種類といわれる生理作用があって、多方面から女性の体を守っています。

それが突然、閉経により男性以下のレベルまで落ちてしまえば、さまざまな不調が出てきます。

閉経期に体調不良を感じたら、まず婦人科医に相談するのも一考だと思います。

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