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遺伝性ガンに必ず見られるミトコンドリアの機能異常

「網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)」という遺伝病は、小児(しょうに)の両眼を侵(おか)し、脳に拡大していくガンです。

RBというガン抑制遺伝子の変異で発症します。

RBというのは網膜芽細胞腫(retinoblastoma)の略からも分かるとおり、網膜芽細胞腫に特異的な遺伝子異常と考えられてきました。

しかし、その後の研究から肺ガン、乳ガン、膀胱ガンなど他の多くのガンでもRB遺伝子の変異があることが確かめられました。

実は、RB遺伝子から作られるタンパク質は、ミトコンドリアの生合成に関与しています。

したがって、多くの遺伝性ガンの原因と特定されてきたガン抑制遺伝子の変異も、実はミトコンドリアの機能に異常を与えることでガンを発生させている可能性があるのです。

さらに、運動失調、言語障害や眼振(がんしん:眼球が不随意に動く)など神経系を冒す「フリードライヒ運動失調症」という遺伝性疾患では、筋肉の衰弱および心臓疾患も合併し、多くの方は車椅子の生活を強いられます。

この遺伝病は、「フラタキシン」というミトコンドリアの細胞内呼吸をコントロールしている遺伝子の異常が原因として特定されています。

フリードライヒ運動失調症の患者さんは若くして様々なガンに罹(かか)ることが分かっています。

実際に実験的にマウスの肝臓で「フラタキシン」の働きを止めてしまうとミトコンドリアの細胞内呼吸にダメージを受け、発ガンすることが確かめられています。

ミトコンドリアの細胞内呼吸にダメージが起こるような先天的異常では、単一のガン抑制遺伝子に異常があるから発ガンするのではなく、ミトコンドリアに機能異常を起こすために発ガンすると考えると辻褄(つじつま)が合うのです。

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