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サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

個別化医療(パーソナライズド・メディシン)の時代へ

日本人の2人に1人が一生のうちにガンを患うのだそうです。しかも患者さんごとに同じ薬でも効き目が違いますので、ガンの種類ごとに標準の薬などが決まる従来の治療法は見直しを迫られています。

ガンの治療は肺や胃といったガンができた臓器ごとに特定の薬を使うのが普通ですが、ガンの遺伝子が変化すると効かなくなります。遺伝子の変化の仕方によっては、別のガンに使う薬が効くようになる場合があります。ただ、遺伝子の変化を調べて効きやすい薬を選ぶには、知識や経験が必要でした。

たとえば京大病院では十二指腸ガンの遺伝子の変化を調べて肺ガン薬の効果が高そうだとわかり、新たに投与してガンの進行を止めた患者がいるのだそうです。

今後は、ガンに関わる200種類以上の遺伝子の変化と投薬歴や治療効果をまとめたデータベースをつくり、京都大学、北海道大学、岡山大学、千葉大学、佐賀大学、東京医科歯科大学が共有します。日本医療研究開発機構が2018年度までに5億5千万円程度を支援します。

遺伝子の変化に関する情報を手掛かりに、他のガンの治療や海外で使う薬などが治療の候補になるかどうかを洗い出します。ガンの種類別に特定の薬を使う従来の方法に加え、これまでにない組み合わせも選択肢に入る見込みです。

計画では、患者の希望に応じて遺伝子を解析し、2018年度までに開発するデータベースを参考に治療方針を決めます。その後、一人ひとりに最適な治療法を提案し、主治医や患者の確認を経て治療に移ります。標準の薬や治療法が効かない患者や、治療法が無いまれなガンの患者が対象となります。

国立がん研究センターなどもガンの遺伝子の情報を蓄積してきましたが、対象は肺や大腸のガンなどに限られ、新薬の開発計画への参加を促すのが目的でした。

高齢化社会によって、ガンと向き合う必要が出てきたことを背景に、遺伝情報に基づくガンの個別化医療が国内外で注目を集めています。遺伝子の解析が低コストで出来るようになった技術革新も追い風になっています。

患者一人ひとりのガンの遺伝子を解析し、治療効果を含むデータを蓄積して診断の精度や治療の効果を高める取り組みは米国が先行しています。2010年頃から一部の大学病院が診断を始め、データの蓄積を続けています。

欧米人の治療成績は日本人にとっても参考になります。京都大学などの取り組みで日本人のデータがそろい、有効な治療法が見つかると、全国の病院に普及する可能性があります。

患者ごとにふさわしい薬を見極めれば、無駄な投薬を減らせます。ガン免疫薬「オプジーボ」をはじめとする画期的な新薬も、患者全員に効くとは限りません。適正な使い方によって、医療費の増加を抑える効果も期待できます。

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