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妊婦と授乳中の女性はヨウ素を含む妊婦用サプリメントを取るべき

米国小児科学会(AAP)は5月26日、妊婦と授乳中の女性は子供の脳の健全な発達の為、日常の食事では十分な摂取が難しいヨウ素を含む妊婦用サプリメントを取るべきだとする研究結果を明らかにしました。

ヨウ素の摂取は過去数十年減少しています。

AAPの報告によりますと、妊婦の約3分の1は軽度のヨウ素不足になっているそうです。

米甲状腺学会などは以前からヨウ素を取ることを推奨していますが、AAPが妊娠中のヨウ素サプリメントについて見解を示したのはこれが初めてです。

報告をまとめたAAPの委員会の委員長で、国立小児科センター(ワシントン)の小児科医ジェローム・ポールソン博士は「(ヨウ素の摂取について)注意を喚起する必要があると考えた」と語りました。

6万人の小児科医を擁するAAPは、女性は少なくとも150マイクログラムのヨウ素を含むサプリメントを探すべきだとし、食品からの摂取と合わせて米医学研究所が推奨する1日の量を妊婦で220マイクログラム、授乳期で290マイクログラと公表しています。

食べ物では乳製品、魚介類、ヨウ素添加塩などがあります。

軽度のヨウ素不足が増えているのは、一般にヨウ素の入っていない塩を使っている加工食品の消費が増えているためではないか、と報告は指摘しました。

報告は専門誌「小児科学」の電子版に掲載されています。

ヨウ素は甲状腺ホルモンを作るのに必要で、このホルモンは脳の発達を助けます。

ヨウ素がひどく不足している胎児や乳児は知能発育不全になることがあります。

内分泌学者でボストン大学医学部准教授のエリザベス・パース氏は、懸念されるのは母親の軽度のヨウ素不足がその子の知能の発育を少し遅らせる可能性があることだと述べました。

パース氏は甲状腺学会のヨウ素に関する推奨作成に参加した人物です。

ポールソン博士は、妊婦の軽度のヨウ素不足がその子に大きなダメージを与える公算は小さいが、米国の人口全体で見れば、このような累積的影響は重要なものになることがあると語りました。

ポールソン博士は、ヨウ素不足によってタバコの煙に含まれるチオシアン酸塩などの環境汚染物質に影響されやすくなるかもしれないと話しています。

2009年に医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」に掲載された報告では、全ての妊婦用マルチビタミンがヨウ素を含んでいるわけではなく、一部は入ってはいるものの、その量は推奨レベルを下回っているとされています。

サプリメントメーカーの団体、米栄養評議会(CRN)のダフィー・マッケイ上級副会長によりますと、CRNは妊婦用サプリメントの栄養について公式の指針を設けていませんが、メーカーはヨウ素を入れるようにしているのだそうです。

ヨウ素の摂取を勧める一方、ポールソン博士はヨウ素の取りすぎは健康に問題を起こすことがあると警告し、1日の分量の何倍もヨウ素を取ってはいけないと話しています。

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