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オメガ6脂肪酸の過剰摂取でアレルギーや糖尿病、がん、心筋梗塞、脳卒中、うつ病、認知症なども

皮膚炎や花粉症などのアレルギー、心筋梗塞、脳梗塞などの血管障害、糖尿病や脂質異常などの生活習慣病、各種がん、うつ、認知症などの脳疾患、これらの病気の大きな原因が植物油にあるのをご存じですか?

下関市立中央病院小児科部長(当時)の永田良隆医師の著書『油を断てばアトピーはここまで治る―どんなに重い症状でも家庭で簡単に治せる!』(三笠書房)で、1万人を超える臨床経験を基にアトピー性皮膚炎の大きな原因はサラダ油などの植物油にあり、特に植物油に含まれるリノール酸の過剰摂取が皮膚炎を起こすと指摘しています。そして、リノール酸を極力減らす食生活がアトピー性皮膚炎の治療の第一歩であると明言しています。

そして皮膚上に現れた炎症を鎮めるには、体内にある火元を鎮火させなければならないと記されています。これは、思い切って「断油食」(それまで使っていたサラダ油やごま油、オリーブオイルなどの植物油を摂らない食生活)に切り替えることを意味します。

断油食を行うには、重要な前提があります。それは「栄養は過不足なくバランスよく摂る」ということです。断油に気を取られるあまり、偏った食で別の病気になったのでは本末転倒ですから。

また、脂肪酸(油脂)は三大栄養素のひとつであり不足してはいけない大切な栄養素です。その中でも特にオメガ6脂肪酸(主にリノール酸)とオメガ3脂肪酸(アルファリノレン酸/ALA、ドコサヘキサエン酸/DHA、エイコサペンタエン酸/EPA)は体内で合成できない必須脂肪酸なので、必ず外から摂り入れなければなりません。

したがって、いきなりの「断油食」には不安もあると思いますが、オメガ6のリノール酸は含有量の多少はあっても、ほぼすべての食べ物に含まれていますので、バランスの良い食事をしていれば、植物油を断っても不足することは考えられません。オメガ3のうちALAは野菜や海藻類に含まれていても微量なので、DHAやEPAの多い魚メニューを増やしてオメガ3の不足を防ぎましょう。

マヨネーズやドレッシングにも植物油は含まれています。いわゆる「隠れ油」です。ほかにもチョコレートやアイスクリーム、市販のカレールーなど、一見植物油など含まれていなさそうな食べ物にも植物油は使われています。

「断油食」からリノール酸が少なくALAの多いえごま油やアマニ油などの良質な油を少し摂る「少油生活」に移行すると、皮膚炎の劇的な改善以外にも体重が減り、冷えや体のだるさもなくなり、便秘や慢性鼻炎も改善し、体の芯から調子が良い感じを実感するようになるでしょう。花粉症や更年期障害の緩和を喜ぶ人も出てきます。

植物油について書かれた本を読み込むうちに、共通する植物油の問題点が次の3点に集約されることに気づきました。

(1)サラダ油などに含まれるリノール酸(オメガ6脂肪酸)は、必須脂肪酸ではあるが摂りすぎると様々な病気を引き起こす元となる。

オメガ6脂肪酸は体内でアラキドン酸をつくり、そこから各種のホルモン様物質がつくられる。しかし、必要以上にオメガ6脂肪酸を摂ると細胞がアラキドン酸で満たされ、炎症を促す作用のあるエイコサノイドが過剰につくられ、炎症系の体質になる。

(2)アルファリノレン酸、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)といったオメガ3脂肪酸も必須脂肪酸であり、オメガ6脂肪酸によって引き起こされる炎症作用を鎮める作用がある。ふたつの必須脂肪酸は、相反する働きをする。オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の摂取バランスが健康を左右する。

(3)現代人はオメガ6脂肪酸を摂りすぎていて、オメガ3脂肪酸は不足している。

必須脂肪酸の一日当たりの必要量の目安は諸説ありますが、オメガ6脂肪酸は8~12g、オメガ3脂肪酸は目標量として2.2g以上の摂取が設定されています。

農水省などが推奨するオメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸の摂取比率は4:1で、研究者などの専門家は1:1や2:1を推奨しています。ところが、現代人の平均的な摂取比率は10:1から多い人で50:1といわれており、農水省推奨の値さえも大幅に上回っています。

オメガ6脂肪酸の摂りすぎになってしまう原因は、現代の食生活にあります。オメガ6脂肪酸はほとんどの食物に含まれていますので、サラダ油などオメガ6脂肪酸の多い油を使わない食事でも必要量は十分足りてしまいます。植物油の原料となる大豆やごま、とうもろこしなどは当然ながらオメガ6脂肪酸の多い食物です。また、オメガ6脂肪酸は肉などにも含まれています。

和食に含まれるリノール酸の量
写真は和食の定番で、調理に植物油を使っていない(油揚げを除く)食事ですが、これだけでも3.9gのオメガ6脂肪酸が含まれています。一日の必要量の2分の1~3分の1に相当します。

居酒屋メニューの含まれるリノール酸の量
さらに居酒屋の人気メニューを見てみますと、ビール以外の3品だけでオメガ6脂肪酸の総量は12.7gです。植物油を使った唐揚げ(5.8g)とキャベツのマヨネーズ和え(2.7g)で一挙に増えてしまい、ほぼ一日の必要量を満たしてしまいます。

一例として、この2食のほかにランチとしてポークカレーライス(500g)を食べたと仮定すると4.9g加算され、この日のリノール酸の総摂取量は21.5gに上り、推奨される必要量の2倍近くを摂ることになってしまいます。オメガ6脂肪酸の過剰摂取です。こうした食事は現代人にとっては特別な食事ではなく、ごく普通の食事でしょう。

私たちの体は37兆個の細胞から成り立っています。その細胞膜は脂肪酸で出来ていますので、こうした食生活でのオメガ6脂肪酸の過剰摂取で細胞は炎症系に偏り、全身が病気を起こしやすい体質に陥っています。その結果、アレルギーや糖尿病、がん、心筋梗塞、脳卒中、うつ病、認知症などのいわゆる現代病を発症しやすい“油病”に誰もが罹ってしまっているのです。

植物油はどの家庭にもあり、外食でも業務用として大量に消費されています。しかし、植物油の害は消費者にあまり知らされていません。身近にある植物油は私たちの健康を蝕む盲点だったのです。

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