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サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

お酢サプリメントに含まれるアミノ酸の大部分はソフトカプセルのゼラチン部分

お酢は昔から体に良いと言われています。

しかし、お酢をそのまま飲むのはちょっと大変、ということで、サプリメントがもてはやされているようです。

お酢のサプリメントは「アミノ酸が豊富」と謳っているものが多くあります。

そこで、あるお酢のサプリメントの成分表に表示されているアミノ酸を見てみますと・・・。

一瓶に90粒(30g)入っていて、アミノ酸の量を足してみると、10g程度。

全体に対するアミノ酸の割合は30%強です。

どんな種類のアミノ酸が含まれているかをチェックすると、「グリシン」が一番多くて3g程度。

全体の約3割です。

ところで、このグリシンというアミノ酸はコラーゲンに特徴的に多く含まれる物質なのです。

コラーゲンの約3分の1はグリシンです。

では、このサプリメントにおけるコラーゲンとは、どの部分でしょうか。

それは、ズバリ「皮」。

つまり中身をくるんでいる皮(ソフトカプセル)の部分です。

この皮はゼラチンで出来ており、ゼラチンは熱で変性したコラーゲンで出来ています。

さらに表示を見ると、グリシン以外にはアラニン、プロリンなどがあります。

これらもコラーゲンに多く含まれるアミノ酸です。

ますます「皮疑惑」が強まります。

要するに「アミノ酸が豊富」と謳っているけれど、何のことはない、外側の皮(ソフトカプセル)に含まれているというだけの話です。

もちろん中に含まれる「お酢」にもアミノ酸は含まれているのでしょうが、それはほんの少しでしかない・・・。

お酢に限らず、サプリメントのソフトカプセルは意外に厚いのです。

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実験してみると分かります。

まず一粒の重量を量ります。

次に針か何かで突き刺して中身を出した状態で重量を量ってみてください。

重さのかなりの部分を皮が占めていることが確認できると思います。

つまり、この商品が「豊富に含まれている」と標榜しているアミノ酸の多くがゼラチンの部分に含まれているものなのです。

皮に含まれる栄養素をいかにもお酢独特の利点のように宣伝して売っているのです。

では、サプリメントではなく、食酢の場合はどうでしょう。

食酢の酸度は4~6%であり、 原液は生体にはやや強すぎ、胃の粘膜を損傷する可能性があるので5~10倍に希釈して飲む必要があります。

食酢のアミノ酸料はせいぜい2%ほどであり、食酢を30ml飲んだとしても0.6gしか摂取できませんので、アミノ酸の供給源としてはあまり期待できません。

むしろ、卵、牛乳、大豆などの良質のタンパク質を含んだ食品の方がよいアミノ酸の供給源となるでしょう。

糖分含量の高い酢ほど美味しいという傾向があります。

酢に蜂蜜や糖類を加えて酢飲料として飲むことが一般的になっていますが、美味しく飲むためには酢を5~10倍に希釈して糖類を10%ほど加える必要があります。

酢15mlを10倍に希釈して10%の糖類を加えますと 15g、カロリーで60kcal となりますので、糖類の摂取の多い人は注意する必要があります。

食酢に含まれるミネラルはカリウムがわずかに多いのみで、全般的に少なく、よいミネラルの給源とはなりません。

逆にナトリウム量が非常に少ないので、食塩の摂取制限のある人は調味料に酢を使うことにより、塩分の摂取を控えることができます。

食酢は静菌作用があるため酢漬けなどの保存食品、または調味料として利用されてきましたが、最近は健康飲料として飲まれるようになってきています。

疲労回復、血液浄化、ダイエット、血圧降下作用など様々な効用を目的に飲まれているようです。

その中には根拠がはっきりしているのもしていないものもあります。

酢の栄養成分から見ても栄養的な効果もそれほど期待できる食品ではないようです。

メーカーや雑誌の宣伝や記事を鵜呑みにしないで本当に自分の体質に合っているかどうか確認しながら摂取していただきたいと思います。

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