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悪性脳腫瘍に対するケトン食の効果事例

1995年に小児の悪性脳腫瘍に対するケトン食の効果が報告されました。

手術不可能で、抗ガン剤で全く効果がなかった進行脳腫瘍の女児2例に8週間ケトン食を与えた経過を観ています。

ケトン食を開始して7日以内で、血糖値は正常値下限、血中ケトン体濃度は20~30倍に上昇していました。

PET検査の結果、2人とも脳腫瘍部位での糖の取り込みが22%減少していました。

これは腫瘍が縮退したことを示しています。

1人の女児は、精神が落ち着き、新しい能力開発を獲得できるまでになりました。

この女児はその後1年ケトン食を継続し、腫瘍の増大なく過ごせました。

2010年には、65歳の進行性悪性腫瘍の女性に対して2ヶ月間のカロリー制限ケトン食を施行した症例報告が論文発表されました。

その結果、2ヶ月後には脳腫瘍がMRIやPET検査で検出されないレベルまでガンが縮小しました。

ところがこの後、カロリー制限ケトン食を中止して10週後には脳腫瘍が再発しています。

ケトン食だけでも血中のグルコースを下げて、ケトン体の濃度を高めることは知られていました。

これは、ケトン食が高脂質なので、脂肪に反応して腸から分泌される多量のコレシストカイニンというホルモンが満腹中枢を刺激することで摂取量が自(おの)ずと制限されるからです。

しかし、それでも尚ケトン食の食事量制限(つまりカロリー制限を加える)をしないと、脳腫瘍増大を抑えることはできないことがマウスの実験で分かりました。

つまり、いくらケトン食といっても無制限に食べさせては、マウスの脳のガン細胞には効果がなかったということです。

ケトン食でも過量になると血糖値が下がらないので、ケトン体が利用できず尿として排泄されてしまいます。

つまり、血糖値を下げないことには、糖がガンの発酵の材料となるために効果がないのです。

マウスの悪性脳腫瘍の実験でも、血糖値が高いほど腫瘍の増大が認められています。

ヒトの悪性脳腫瘍では、高血糖の人ほど予後の悪いことが分かっています。

また、高血糖値は、他のほとんどのガンにおいても急激な増大を加速します。

2012年、2013年に立て続けに血糖値とガンの再発率や死亡率の関係を調べた研究が論文報告されました。

乳ガンでは血糖値が88mg/dL以下のグループは それ以上のグループよりも再発率が低く、大腸ガンでは血糖値が88mg/dL以下のグループは99mg/dL以上のグループより死亡率が低いことが分かっています。

前立腺ガンでは、血糖値が100mg/dL以上では再発率が50%高いことも報告されています。

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