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健康診断で大事なのは「前年と比べてどうか」という点

インスリン抵抗性を現在のメタボ健診で見つけるのは、かなり困難かもしれません。

早期発見を目指しているにもかかわらず、検査の中に詳しく測定できる項目が入っていないのです。

インスリンの効き目が悪くなる原因が筋肉量低下と膵臓の不調にあることは確かですが、もっとも注意しなければならないのは、内臓脂肪の増加なのです。

メタボ健診の中に腹囲測定が入っているのもそのためで、お腹まわりのサイズをチェックして内臓脂肪を見つけようという発想です。

内臓脂肪は腸間膜(ちょうかんまく)という腸を支える腹膜の一部に貯まりやすいのです。

焼き肉で、ホルモン(小腸)に脂がついたものなどがありますが、ああいう状態です。

だからお腹まわりを測るのです。

腹囲のサイズが、男性で85センチ、女性で90センチ以上になると、「教育的指導」が入ります。

内臓脂肪がついてきたことを示しているというわけですが、身長との関係も考慮されていないので、それほど明確な根拠があるとも思えません。

内臓脂肪の増加と共に、インスリンの効きも悪くなっていく傾向がありますが、一方、皮下脂肪が増えてもインスリン抵抗性にはほとんど影響しません。

女性のほうが5センチ大きな数字になっているのは、体質的に皮下脂肪がつきやすいからとのこと。

いずれにせよ、1つの目安と考えればよいでしょう。

内臓脂肪を詳細に調べるにはCTスキャンが最適で、お腹を輪切り状に見ていくと、脂肪の面積が測定でき、内臓脂肪の量が分かります。

しかし、健診の段階で、対象者全員にこの検査を実施するのは、時間的にも、費用面でも難しくなります。

そこで、腹囲を測定することで内臓脂肪の量を推定しているのです。

この健診で大事なのは、基準値以内に収まっているかどうかではなく、前年と比べてどうか、という点です。

つまり、「経過観察が重要」なのです。

数値がたとえ正常値内に収まっていても、中性脂肪の数字が少しずつ上がり、HDLコレステロール(善玉コレステロール)値がだんだん下がっているとしたら、これは内臓脂肪がついてきたことのサインです。

このまま同じ生活習慣を続けていると、インスリン抵抗性が増して、数年後には糖尿病になってしまうかもしれません。

その年の数値だけ見て一喜一憂するのではなく、数年にわたって経過観察をしていかないと、糖尿病になりかけていることにも気づきません。

こういうところを見ていくことが健診のコツでしょう。

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