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健康診断によって寿命が縮まるって本当?

会社で半ば強制的に毎年恒例の「健康診断」を受けられている方も多いと思います。

そこで、この「健康診断」の是非について考えてみようということで、文芸春秋11月号臨時増刊に掲載されていた近藤誠先生の記事の一部「健診は命を縮める」をご紹介しながらお話したいと思います。

(以下、青の字体部分は近藤誠医師の「医療に殺されないために」より抜粋)

結論から言うと、単に健診を受けるだけなら、健康や寿命に影響はないようです。

欧米には数千、数万の健康人を集めて二分し、片方のグループには人間ドック的なことを行ない、他方は何も検査せずにおく「比較試験」がいくつもあります。

そういう14の試験(総対象者:計18万人)の結果を解析したところ、

  1. ガン、心筋梗塞、事故、自殺など あらゆる原因による死亡者をカウントした「総死亡」率
  2. 心臓血管病による死亡率
  3. ガンによる死亡率

に変わりはありませんでした。要するに健診は無効で無意味なのです。

(見つかった疾患に対して何もしなければ差が無く、「無意味に見えるのは当然」と思われるかもしれませんが、「治療を施した」場合の結果は意外です。)

欧米では こうした試験結果を受け、人間ドックなどの健診は行っていません。

職場での定期健康診断もないので、欧米人が日本に来て職場健診があると知ると、大変驚きます。

健診が半強制的に行われるのは、人の健康状態に対する過度の干渉で、欧米なら自由の侵害で裁判沙汰になるかもしれません。

思うに、日本の職場で健診が強要されるのも、別の意味での裁判対策でしょう。

日本特有の「過労死」が生じて損害賠償裁判になったとき、社員に健診を受けさせていれば、会社は社員の健康に配慮していたとして免責されやすいのです。

しかし、健診で異常がなくても過労死を防止できないので、この強制は無意味ですし、健診は後述するように、危険な結果を招きます。

比較試験に話を戻しましょう。

健診が健康や寿命に影響しないというのは、前述の14の比較試験のように、健診を「受けっぱなし」の場合です。

健康診断を受けて医者があれこれ指示をし、薬を処方する場合はどうなのでしょうか(以下、手術するケースなども含めて「医療介入」とします)。

医療介入を調べる比較試験がフィンランドで行われました。

40歳~55歳の元気な男性管理職に健診を実施し、総コレステロール値が270以上、中性脂肪が150以上、上の血圧が160~200、下の血圧が95~115などの検査高値を示した1200人を選び出しました。

次に彼らを2つのグループに分け、片方は本人の自由にさせておく「放置群」。

他方は医者が食事や運動量などを指示して定期的に診察をし、検査値が改善しなければ降圧剤やコレステロール低下剤などの薬が処方されました。

結果はというと、試験開始後15年間の総死亡率は、介入群が放置群を46%も上回りました

この試験は、中年男性を対象としていることに注意すべきです。

高齢になると体は虚弱になるので、健診と医療介入による総死亡率の増加はもっと大きくなるはずです。

この試験結果から推測すると、日本人男性は何かと健診を受ける機会が多いので、医療介入で命を縮めやすく、それが平均寿命を押し下げているのでしょう。

介入群で死者が増えた理由は何でしょうか。

医者の指導がストレスとなって心筋梗塞や事故、自殺などが増えた可能性もありますが、薬の影響はないのでしょうか。

健診で発見される代表的な異常である高血圧、高コレステロール血症、糖尿病と薬との関係について、データをざっと見ていきましょう。

たとえば高血圧ですが、同じように欧米で行われた試験では、血圧を下げる薬を与えた「降圧剤群」と何もしなかった「放置群」とでは、中程度の高血圧に対しては両者で総死亡率に変わりはなく、しかし、高度の高血圧患者群に対しては薬で血圧を下げるほど「降圧剤群」の総死亡率が上がることがはっきりとしました。

日本で行われた比較試験では、両群で総死亡率は変わりませんでしたが、脳卒中とガンによる死亡率は「降圧剤群」の方が高かったのです。

つまり降圧剤を服用する意味はないどころか、どちらかというと寿命を縮めるということが結論として言えるのです。

コレステロールに対しても似たような結果で、コレステロール低下薬(別名スタチン薬)を使って総コレステロール値を180以下にまで下げた場合は却(かえ)ってガンや心筋梗塞の発生率が上がるという統計がはっきり出ています。

そもそもコレステロールが高いと体に悪いという科学的データは無く、むしろデータからは高いほうが好ましく健康なのです

中性脂肪に対しても高ければ体に悪いという根拠は無く、様々な住民調査では これらが低いほど総死亡率が高くなっています。

何故このように効果のない無駄な、また多くの場合、有害な薬の投与が広く行われるのでしょうか?

ここで皆さんに考えていただきたいのは、現代の医療はあくまでも「営利産業」であるということです。

厚労省も、病院経営者も、製薬会社も自分たちの利益を犠牲にしてまで皆さんの健康や長寿を第一に考えてくれているでしょうか?

答えは明らかです。

血圧も、血糖値も、コレステロールの基準値も、製薬業界が儲かるように、(患者=お客が増えるように)製薬業界が、医学界の重鎮に高額の裏金を渡して、自分たちで勝手に設定してきたから、異常に低いのです。

健診はその「お客を増やそう活動」の一環に過ぎません。

健診による早期発見、早期治療が意味のある場合もあることは否定しませんが、これが比較的稀(まれ)で、「患者」に仕立て上げられ、必要もない「治療」を押し付けられ薬や手術で健康を崩していく危険のほうが高いということが言えそうです。

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