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女性が男性よりも冷えやすい理由

体熱は細胞の中でエネルギー代謝によって作り出されていますが、全身の細胞の中でも筋肉の細胞が最も体熱を作り出しています。
これは日本人の平均的なエネルギー消費量の割合で、筋肉が多い人ほどエネルギーが消費され、体温も高まることになります。
日本人は欧米人などに比べて筋肉量が少ないので、それだけでも冷えやすくなっています。

筋肉量は男性の方が多く、1日のエネルギー消費量は平均すると男性は女性に比べて25%ほども多くなっています。
日本人の女性で冷えを訴える人が多いのは、このことが大きく影響しています。

筋肉が少ない分だけ、筋肉を動かして、消費エネルギー量を増やすという方法もあります。
しかし、筋肉量の違いを補うだけの運動をしても、やはり女性の方が体温は上がりにくくなっています。
このようなことが起こるのは、女性の体には体脂肪が多いからです。

体脂肪というと、余分なエネルギーを蓄積しておく貯蔵庫という印象があるかもしれませんが、脂肪細胞の中ではホルモンや生理活性物質が作られています。
これらの物質が脂肪細胞から血管を通って出ていき、この血管を通じて脂肪も出入りしています。

女性は男性に比べて10%以上も脂肪細胞が多くなっています。
そのために、脂肪細胞に送られる血液も多くなり、その分だけ体を温めるために使われる血液が減ることになります。
これは女性に限ったことではなく、男性でもメタボリックシンドロームと診断されるほど内臓脂肪が多く蓄積されている人は、そこに血液が使われて、やはり全身を巡る血液が減ることになります。

体脂肪が多いと「脂肪が厚いので冷えにくい」といわれることが多いです。
分厚い着物を着ていれば暖かいことから、脂肪が厚いと暖かくなるという印象でしょうが、体脂肪が多いと体内で発生した熱のうち放射される量が減るために発熱量が少なくても冷えないようになります。
最近になって太った人は、その体質になりきっていないとしても、以前から太っていた人は発熱が少なく、それが体質となっているために冷えやすくなる傾向があります。

太っていると体が冷えるのには他にも理由があります。
内臓に脂肪が多く蓄積されていると、その脂肪が血管を圧迫することから血流が低下するようになります。
脂肪細胞の中に多く脂肪が蓄積されていることは正常な状態ではないため、脂肪細胞は蓄積されている中性脂肪を分解して脂肪酸として血液中に放出しようとします。

そのとき、分解を進める働きがある興奮ホルモンのアドレナリンが多く分泌されます。
その分泌は、脂肪細胞が正常な量に減るまで出続けています。
アドレナリンには血管を収縮させ、血圧を上昇させる作用があるため、血流が弱まることになり、その結果として冷えることになります。

体熱は肝臓でも多く作られています。
肝臓は“人体の化学工場”と呼ばれるほど多くの化学反応を起こしていて、そのために多くの熱を発生させています。

肝臓は体重の50分の1ほどの重さがあります。

日本人は欧米人に比べて体格が小さい分だけ、肝臓が小さく、その分だけ発熱も多くありません。
女性は男性に比べて体が小さいので、さらに発熱量が少ないことになります。

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