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食べる量が減ったのに生活習慣病が増えた謎

食生活が洋風化するにつれて肉食が増え、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼ばれる太り過ぎの人が増えていることから「さぞかし今の日本人は食べ過ぎているのだろう」と思う人も多いと思います。

日本人が近年の中で最も食べていなかったのは、もちろん戦後の食糧難の時代です。
その食べたくても食べられなかった終戦直後の1946年(昭和21年)の日本人の摂取エネルギー量は平均1903kcalでした。

戦後70年以上を経た現在、食べたいものはいくらでも手に入り、いつでも食べることができます。
しかし、そんな時代にあるにもかかわらず、2015年(平成27年)の1日の摂取エネルギー量は平均1889kcal(平成27年「国民健康・栄養調査」)と逆に少ない状況になっています。

これは男女の合計の数字です。
男性と女性では必要とする摂取エネルギー量に30%ほどの差がありますので比較しにくいのですが、1998年(平成10年)までの調査では年齢別と全体の数字だけで、男女別には発表されていなかったために、男女合計で比較しています(「日本人の食事摂取基準2015」では一般的な身体活動レベルの30~49歳の1日の推定エネルギー必要量は、男性で2650kcal、女性で2000kcal)。

1999年(平成11年)から性別データも発表され、それによりますと現在(2015年)の1日の摂取エネルギー量は男性が2110kcal、女性が1694kcalとなっています。

生活習慣病の患者が増えたのは、食べ過ぎによる弊害であると言われ続けてきましたが、摂取カロリーが減っているのに太っている人や、生活習慣病の人が増えるという、これまでの想定とは逆になっていることが分かります。

その理由の1つとして運動不足が挙げられています。
1日の歩数をみても、厚生労働省が10年間の健康づくりの目標値として掲げた「健康日本21」(2000年/平成12年から10年間)を始める段階では、男性が約8200歩、女性が約7300歩となっていました。

これより1000歩を増やす目標が示されましたが、10年後の結果では逆に400歩ほど減っていました。
これを受けて実施された「健康日本21(第二次)」(2013年/平成25年から10年間)では、1000歩以上増やすことが目的として掲げられえています。
それくらい日本人は歩かなくなっているということです。

しかし、太り過ぎや生活習慣病が増えた原因は、運動不足だけではありません。
朝食を抜く人が増え、肝臓での脂肪の合成を促進させる食生活、そして脂肪を燃焼させるために必要な栄養素と代謝成分の不足している食生活が挙げられています。

脂肪燃焼に欠かせないビタミン群は4種類が全て足りていなければなりません。
ビタミンB₁とビタミンB₂は体内で24時間ほど保持されるのに対して、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は12時間ほどで失われてしまいます。
つまり、12時間に1回はビタミンB₆とビタミンB₁₂を補っておかないと細胞のミトコンドリアで行われる脂肪燃焼が低下するので、朝食を抜くとエネルギー代謝に影響が出ることになります。

このほかに代謝成分としては、糖質のブドウ糖をミトコンドリアに取り込むために必要なα-リポ酸、脂質の脂肪酸を取り込むために必要な L-カルニチン、ミトコンドリアの中で燃焼させるときの補酵素であるコエンザイムQ10があり、これらの成分は体内で合成されているものの加齢によって減少し続けるので、長生きするほど不足していきます。

日本人は歴史的に長生きしたことがないために、中高年以降になると これらの成分が大きく減ってしまうという大きなマイナスの特徴があります。

同じだけの量を食べて、同じだけ動いているのに、年齢を重ねるにつれて太りやすくなり、痩せにくくなるのは、体内代謝成分の減少が大きな原因となっていることが分かります。

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