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サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

日本人の歯は肉を十分に噛み切れない

人の歯は切歯8本、犬歯4本、臼歯20本で構成されていますが、これに対して肉食の犬の歯は切歯12本、犬歯4本、前臼歯は16本、後臼歯10本で構成されています。

犬は上下の歯の位置がずれていることから臼歯も刃物で切るように働き、肉類を食いちぎり、噛み砕くのに適した形状となっています。
草食動物の牛は上側の切歯と犬歯がなく、上側に12本、下側に20本ある歯は穀類や野菜を食べるのに適した形状になっています。

人の場合は雑食であることから、草食動物と肉食動物の両方の特徴がある形状となっています。

歯は歴史的に食べてきたものに適した形状になっているわけですが、人間の歯は切歯が野菜、果物を切ると同時に、肉などを粗く噛む役目があり、犬歯は肉や魚を噛む役割、そして臼歯は穀類や豆類を磨り潰す役割となっています。
食べてきたものが歯の形状を決めたというのであれば、この歯のバランスにあった食事が最も良い栄養バランスということになります。
これに合致しているのは昭和30年から40年前半の日本人の食事だったといいます。
この時代には平均寿命が大きく延びた一方で、生活習慣病が少ない理想的な状態だったといえます。

今の日本人の犬歯の数では肉を十分に噛み切り、噛み砕くことはできなくなっています。
日本人が柔らかく、食べやすい肉類としてハンバーグや脂肪が多い牛肉などを好むのは、歯と形状と数に関係があるようです。

とはいっても、軟らかな食品は30回も噛んだら流動食のような状態にもなりかねません。
30回を噛むのではなく、食品選びを考えて「30回は噛める料理を食べる」というのが正解ではないでしょうか。

噛むことが大切であることを示す報告として、高齢者で残っている歯が少なくなるほど認知症リスクが高いという調査結果があります。
歯と顎(あご)の骨を結び付けている歯根膜(しこんまく)はコラーゲン繊維によって噛んだ感覚が脳に刺激を与え、脳を活性化させているため、噛まなくなったり噛めなくなると脳への刺激が減り、脳の働きも鈍くなると考えられています。
80歳で20本の自分の歯を残すことを勧める“8020運動”は、認知症予防のためでもあるわけです。

噛む回数を増やすと血糖値の上昇を抑制することも判明しています。
よく噛むと脳の視床下部からヒスタミンが分泌され、満腹中枢に働きかけ、食欲を抑制すると同時に、内臓脂肪の分解やエネルギー代謝を促進することも判明しています。

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