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長寿国なのに健康寿命が短い不幸

65歳以上の高齢者が国民の4人に1人に達するのは2020年だと推定されていた時期があります。

ところが、高齢化の進展は思った以上に早く、2013年(平成25年)には65歳以上の人口が25%を超え、7年も早く高齢化社会に突入してしまいました。

この年から「高齢化社会」が「高齢社会」、「超高齢化社会」と呼ばれるようになり、高齢者に対するケアだけでなく、高齢社会を生き延びるために若いうちから先回りして対策をすることの重要性が叫ばれるようになってきました。

長生きするのは良いことであっても、寝たきりの長生き、病院や施設に何年も居続けるような不自由な状態での長生きを望んでいるわけでは決してありません。

健康状態を維持したまま長生きできる「健康長寿」を望んでいるわけですが、それを示すのが「健康寿命」という言葉です。

健康寿命は「日常的・継続的な生存期間」のことを指していて、この考え方は2000年(平成12年)にWHO(世界保健機関)から示されました。

これを受けて、我が国では「日常生活に制限のない期間」として、行きたいところに自由に出かけられる、好きなことができる期間を健康寿命としています。

健康寿命を過ぎて、寝たきりや家の近くしか出歩けない状態となった期間は、特に名付けられてはいませんが、平均寿命と健康寿命の差を縮めて、こうした「健康と呼べない期間」をできるだけ短くすることが国民的な願いとなっています。

健康寿命の統計については2013年(平成25年)のデータを見ますと、その当時
の男性の平均寿命が80.21歳に対して健康寿命は71.19歳で、その差は9.02となっています。

女性の平均寿命は86.61歳に対して健康寿命は74.21歳で、その差は12.40年となっています。

つまり男女ともに、平均寿命と健康寿命には約10歳の開きがあるのです。

女性は長生きになっている分、健康と呼べない期間が長くなるのは仕方ないことでしょう。

平均寿命と健康寿命の差は、さらに大きくなると予測されています。

人生の最後を締めくくるはずの大切な次期の10年前後が自由に動けず、好きなこともできないのでは悲しいことです。

健康寿命が短い理由として、気候などの環境や食事内容がよくあげられます。

国内の健康寿命の長短を都道府県別に比べてみて、健康寿命が長い静岡県の緑茶やミカンが体に良いとの発言があり、健康寿命が短い青森県の塩分摂取の多さが原因だという人もいます。

特産品を掲げて健康寿命を語るのは簡単ですが、健康寿命に最も影響を与えているのは疾病率の違いです。

1997年(平成9年)以前は、がんに次ぐ死亡原因である脳血管疾患(第2位)と心疾患(第3位)を合わせた死亡数は、第1位のがんを超えていました。

脳血管疾患(脳梗塞、脳出血など)、心疾患(心筋梗塞、心不全など)ともに要因は動脈硬化です。

脳血管と心臓のどちらに先に影響が出たかの違いであることから、動脈硬化こそが死亡原因の第1位であるともいわれたものです。

それ以降は、急速な高齢化の影響もあって、がんの死亡者数が脳血管疾患、心疾患の合計数を上回り、現在までその状態が継続されています。

現在(平成27年統計)の日本人の死亡原因は悪性新生物(がん)(28.7%)、心疾患(15.2%)、肺炎(9.4%)、脳血管疾患(8.7%)の順となっています。

第3位に肺炎が入っているのは、高齢化によって肺炎で亡くなる人が増えた影響ですが、最終的な死因は肺炎であったとしても、実際に治療を受けていたのはがん、心疾患、脳血管疾患であった人も含まれていることから、やはり血管の影響が大きいことが分かります。

健康寿命が短い地域は、これらの疾患の発症率が高くなっているわけで、健康寿命を延ばすためには血管を丈夫にすることが重要になります。

しかし、日本人の体質の特徴から現在の食生活を見ると、血管に負担をかけることばかりであることが見えてくるのです。

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