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日本人は血糖値が上昇しやすい

糖尿病患者は年々増え続け、今や国民病とも呼ばれ、生活習慣病の代表ともなっています。
生活習慣病は、以前は成人病と呼ばれていました。
成人病という言葉は1955年(昭和30年)頃から使われ始めましたが、成人になって多く発症する疾病が生活環境や食生活の変化などもあって成人だけでなく子供にも見られるようになってきました。
また、生活習慣によって起こることから名称が1996年(平成8年)に厚生省(現在の厚生労働省)によって生活習慣病に変更されました。

生活習慣病ということは、自分以外の誰の責任でもなく、それぞれの人の生活習慣そのものに原因があり、健康の維持・増進は自己責任であること、自己管理が重要であるという考えを普及させるのに一役買うこととなりました。

終戦から10年が経過した1955年(昭和30年)の糖尿病患者は国民の0.2%(500人に1人の割合)であったと推定されています。
それが2012年(平成24年)の結果では、糖尿病患者(糖尿病が強く疑われる人)は約950万人、その予備軍(糖尿病の可能性を否定できない人)は約1100万人で、合わせると約2050万人となり、成人の5人に1人が糖尿病か予備軍という状況となっています。

「糖尿病で死ぬことはない」とは、検査を受けて、高血糖を指摘された人が、よく口にする言葉です。
糖尿病になったからといって、それだけで亡くなることはないものの、年間の死亡原因を見ると糖尿病は第10位前後であり、年間に1万4000人以上が亡くなっています。
その多くは合併症によるものとなっています。

糖尿病の合併症のうち、特に発症が多い眼の網膜症、腎症、神経障害は三大合併症と呼ばれています。
糖尿病の合併症で亡くなる人の多くは腎症によるもので、これは細くて弱い細小血管がもろくなることによって起こります。
高血糖状態が5~10年も続くと、最小血管が高濃度のブドウ糖にさらされ、血管の弾力性が失われていくようになります。

これは古くなったゴム管がボロボロになっていくのと似た状態であり、ボロボロになったゴム管が元には戻らないのと同じように、血管も高血糖にさらされ続けると、元には戻りにくくなります。

慢性腎不全によって人工透析を始める人は年間30万人を超えていますが、そのうち約45%は糖尿病性腎症が原因となっています。
糖尿病性腎症で人工透析を始めた人の寿命は、それ以外の腎機能障害が進行して人工透析を始めた人よりも、年齢によって違いはあるものの5年ほども短くなっています。
一般の腎臓病は血液を濾過(ろか)する糸球体が徐々に侵されていくのに対して、糖尿病性腎症は細小血管だけでなく、糸球体も全体的に侵されるために合併症の進行が早くなっています。

糖尿病性網膜症では1年間に新たに約3000人が視覚障害になり、障害者手帳を交付されています。
この多くは失明にまで至っていますが、失明のほとんどは網膜剥離(はくり)によるものです。
目は多くの酸素を必要としていて、血管がもろくなると運ばれる酸素量が少なくなります。
これを補うために新しい血管が作られていきますが、この血管は弱く、衝撃を受けたときに網膜ごと剥がれ落ちることがあります。
これが網膜剥離です。

もうひとつの神経障害は、合併症の中では比較的早く現れやすく、細小血管が傷んで神経細胞に血液が十分に送られなくなることから起こります。
知覚神経の感覚が鈍くなっていると、足にできた傷が気付かないうちに悪化して壊疽(えそ:壊死を起こして部分的に腐っていく)となり、足の指や足の切断まで至る人も多くなっています。
壊疽になるのは糖尿病によって免疫力が低下することとも関係しています。
神経障害は知覚神経だけでなく、自律神経にも起こり、体温の調整が乱れ、ホルモン分泌に悪影響が出ることにもなります。

さらに高血糖状態が続くと、三大合併症だけで終わらずに、太い血管が傷む動脈硬化へと進み、心臓疾患や脳血管疾患の障害の危険性も高まっていきます。
糖尿病患者はそうでない人に比べて2倍以上も動脈硬化になりやすい傾向があることが指摘されています。

糖尿病になって血流が低下すると血液中の免疫細胞(白血球、リンパ球)の流れも悪くなり、免疫力が低下していくことになります。
これも影響して糖尿病患者の10人に1人が感染症で亡くなっています。

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