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脳の血管障害を防ぐには?

脳の血管障害には大きく分けて2種類あります。
1つは血管が破れて脳内出血を起こす脳溢血(のういっけつ)。
2つ目は脳へ行く動脈が詰まってしまう脳梗塞(のうこうそく)。

血管の劣化は大変恐ろしいもので、ガンに次いで日本人の死因の第二位を占め、実に4人に1人は血管の問題による脳梗塞、脳溢血や心臓病で亡くなっています。
(2016年の統計、脳血管障害と心疾患は統計上別だが、ほとんどが血管の障害ということで合算した場合)

これは単純に老化によって血管の劣化が誰でも一様に進むわけではありません。
70歳になっても動脈硬化がほとんどない方も稀ですがいらっしゃいます。

血管年齢ということもよく言われますが、血管が柔らかく柔軟性があることを圧力波の伝わる速度などで評価します。
しかし これだけでは不十分で、しなやかに伸びて破れない強靭性があること、動脈内膜の荒れや詰まりとプラークが無いことが必要です。

それではなぜ血管が弱くなったり詰まったりするかを考えてみましょう。

結論から申し上げますと
(1)血管の特に内膜を傷める要因
(2)血管の修復力の不足
この2つの原因に大別されます。

血管が傷んでも通常は それを修復して血管を健康に保つ能力が備わっているのですが、これが何らかの原因で十分に修復されずに血管が薄くなったり、もろくなったりします。

それでは、まずは血管(特に内膜)が傷む原因について考えたいと思います。

結論から言いますと、
1.炎症
2.糖化
3.酸化
に ほとんど集約されるのです。

決してコレステロールが原因で動脈硬化が起こるわけではありません。
ただし酸化したコレステロールは動脈硬化の原因になります。
後述のように油もコレステロールもタンパク質も酸化してしまえば炎症性の悪玉物質となります。
ですから、酸化を防ぐことのほうがコレステロールを下げることよりもはるかに大事なのです。

炎症という言葉は結構聞きなれた単語かもしれませんが、この炎症とはどういうことか詳しくはご存じない方が多いかと思います。

虫に刺されるとその部分が赤くなり腫れ上がる、これも炎症反応です。
何かの薬物に反応して皮膚が赤くなりブルブツができる。これも炎症です。

というと炎症とは皮膚ばかりに起こると思われがちですが、これは間違いで、血管の中や内臓の中など どこにでも起こりうるのです。

ただ皮膚はいろいろな刺激を受け炎症を起こしやすく、またそれが見えたり感じられやすいために皮膚の炎症は認識されますが、体の中に起きる炎症は、痛覚などの神経がほとんどないことなどから感じることが少ないのです。

特に血管の内部には痛覚はありません。
このため ここで炎症が起こったり、血管の劣化が進んでいても何も感じられないのです。

血管の炎症はいろいろな理由で起こります。
主な原因を挙げますと、

(A)免疫細胞が出すサイトカイン

これは血管中に侵入したウイルスや細菌に対して免疫細胞が攻撃を仕掛けるときに、どうしても出てしまう炎症物質です。

歯周病などで歯茎(はぐき)などから細菌が入る状態、あるいは腸の状態が悪く 未消化の食べ物や細菌が入る状態が続いている人(リーキーガット)には特に動脈硬化が起こることが経験的に知られていますが、この原因はサイトカインと思われています。

これを防ぐ方法は、特に口腔衛生に気を配る、リーキーガットなど腸からの細菌の侵入を防ぐ、などが大事です。

また細菌がいなくても免疫が暴走して自分自身の体組織を攻撃してしまうことがあります。

(B)炎症性ホルモン

Fight or Flight(戦うか逃げるか)ホルモンと言われているアドレナリンとコルチゾンは炎症を引き起こしてしまうホルモンです。

これはストレスホルモンとも言われ、精神的、肉体的にもストレスの多い人には このホルモンが多く分泌されますが、これが高い状態が長く続く人は やはり動脈硬化が進むことが知られています。

つまり精神的なストレスは血管を傷めるのです。

またこれに関連して通常の代謝でできるホモシステインというアミノ酸様物質も炎症を引き起こし、これは通常十分な睡眠をとらなければ、無害有益なシステインに変換されません。

ですから、ストレスと睡眠不足は血管の大敵なのです。
ストレスと睡眠不足は溜めずに時々ぐっすりと休むことが必要なのです。
それなくしては、血管は伸縮自在なしなやかさを失ってしまうのです。

また血糖に反応して出るインスリンも、糖尿病でインスリン耐性ができている人では分泌量が多く、血管の炎症につながります。
この意味でも甘いものや炭水化物は極力減らしたほうが好ましいのです。

(D)酸化した油

酸化した油あるいはトランス脂肪も特にビタミンが足りない環境では強烈な炎症を起こします。

これが「外食の揚げ物は食べないように」という理由なのです。

これらがどのようなものに含まれているかを知り、極力避けることと、これらから細胞を守ってくれるビタミンEやフラボノイド、カロテノイドなどを十分摂っておくことが肝要です。

(E)タバコ

タバコなどの毒物は体内でフリーラジカルと言われる酸化物質を生成させてしまいます。
このフリーラジカルがタンパク質を壊し、炎症を起こさせ、血管を破壊していきます。

これらから体を守るには、十分な抗酸化物質、たとえばビタミンC、E、アルファリポ酸など様々な抗酸化物質を摂っておくことです。

実を言いますと、この「炎症」は万病の元ともいわれ、ガンの発生の原因の1つでもあると言われます。

血管に対する影響ばかりに注目してきましたが、血管を傷めることは、目、腎臓に始まり、多くの臓器を侵(おか)していき、また免疫も弱めてしまうため、感染症にもなりやすく、病気がちな体にしてしまう恐ろしい現象なのです。

だから この炎症が起こっているかどうかを知り、その原因を突き止め、対処をしていくことは大変重要なことなのです。

血管を劣化させる原因のそれぞれに対する対処法が明らかなので、すべてを実行していただきたいのですが、まずはご自分の体内で炎症があるかを示す良い指標がありますので、血液検査をした時には必ず見てみましょう。

この指標の中で最も一般的なのがCRP(C-Reactive Protein)と呼ばれるもので炎症が起きているときに高い値を示します。

これは一般的な血液検査に含まれている場合が多いので必ず注意して見てみましょう。

一般の正常値は 0.3mg/dl とされていますが、感染があるときは一時的にこれを大きく超えることがあり、慢性的なものかは一回では判断できません。

何度も測定して高めであれば何らかの原因を反映します。

また動脈硬化の原因となるものの中には一般的なCRP検査では異常値として出ないことが多く『高感度CRP検査』をしてもらったほうがより検出の精度が上がると言われています。

★血管を修復する力

これまでは血管を傷める原因ばかりについて話しましたが、多少傷んでもこれを修復する力が健康な体にはあります。

これに関する論文は多くありませんが、特に問題を起こしやすい動脈については中皮に多い繊維組織がコラーゲンであることに注目すべきかと思います。

やはり弾力性や強靭性を持たせるのは、血管においてもコラーゲンなのです。

これを再生するには、コラーゲンの原料であるアミノ酸(特にプロリン)の不足や、ビタミンCの不足などは基本的に避けなければなりません。

皮膚と同様にEGFやFGFが血管内膜や中皮の再生に深く関わっているという報告があります。

これらの物質が十分足りている方は、皮膚にも張りがあり、しわなどの劣化現象が見られないなどの違いがあります。

このため美容に気をつけてコラーゲンとビタミンCを摂っておられる方は血管も丈夫である可能性が高いのです。

★サプリメントの効果

ここで朗報ですが、この血管を傷める原因にいくつか思い当たっても それを取り除けない方がほとんどで、たとえば仕事でストレスが多いが休めないなどの場合には、必ず防衛策としてサプリメントで炎症や酸化、糖化を抑え、血管の劣化を防ぐことが肝心です。

動脈硬化や、心臓疾患の発生率についてはビタミンEおよびCの抑制効果は よく研究されており、少なくとも栄養学の分野ではこれらの効果ははっきりと認められています。

そのほかにもフラボノイド、カロテノイド、CoQ10などの補酵素の抗酸化効果、抗糖化、そして炎症を抑える効果も次々と明らかにされつつあります。

ビタミン、ミネラルは必須ですが、それ以外にも特にクルクミンやケルセチン、ルテインなどのファイトケミカルは抗炎症効果も(抗酸化、抗糖化に加えて)ありますので、これらを積極的に摂ることをお勧めします。

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