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サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

「熱を生み出す力を高める栄養素」と「熱を身体の隅々まで運ぶ力を高める栄養素」

寒いときに手足が冷えるのは正常

人間の脳の視床下部という部分(自律神経の中枢)には身体の深部体温を37℃に調節する機能が備わっており、寒いときは末端の血管を収縮させて体内に熱をこもらせます。

寒いところで手足が冷たくなるのは深部体温を維持する上で正常な生体反応であり、暑さ寒さに関わらず異常な冷えを感じる冷え症とは異なります。

逆に寒いときに手足が冷たくならないのは深部体温の調整機能、つまり視床下部の働きに何らかの異常があるからかもしれません。

冷え症を解消する栄養素

熱を生み出す力を高める栄養素

熱産生を増やすには、筋肉量を増やすことと、エネルギー工場であるミトコンドリアの生産力、つまり「代謝」を高めることが重要です。

ミトコンドリアでブドウ糖や脂肪をエネルギーや熱に変換する際には、下記のような栄養成分が必要です。

アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン・アルギニン)、カプサイシン、オメガ3系不飽和脂肪酸(α-リノレン酸、DHA、EPA

中性脂肪を工場の原料である脂肪酸に分解する脂肪分解酵素リパーゼの働きを活性化

L-カルニチン、パントテン酸(ビタミンB群)

脂肪酸を燃やしてエネルギーを産生する際に不可欠

※ ビタミンB群は互いに協力し合って働くため、パントテン酸のみではなくビタミンB群全般を補う必要があります。

α-リポ酸

ブドウ糖を燃やしてエネルギーを産生する際に不可欠

コエンザイムQ10
エネルギー生産の必要な補酵素

亜鉛

エネルギー生産に必要な酵素を活性化

セレン、鉄、マグネシウム

エネルギー生産に必要な酵素の生成に関係

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熱を身体の隅々まで運ぶ力を高める栄養素

熱を身体の隅々までしっかりと運ぶためには、血液循環が正常でなければなりません。

血液は、心臓の左心室から動脈→細(さい)動脈→微小循環→細静脈→静脈をたどり、右心房に戻ってきます。

この過程において、最も長く狭い血管が微小循環の毛細血管であり、長さは地球2周半にも達し(全血管の9割以上を占める)、直径は5~10マイクロメートルしかありません。

血液全体の4割ほどを占める赤血球には血管の直径に合わせてその大きさを変える変形能が備わっており、直径3ミリほどの動脈では3マイクロメートルに、毛細血管では7ナノメートルまで小さくなります。

赤血球の変形能と血管の弾力性が、この細く長いトンネルの血流に大きく影響しているのです。

赤血球の変形能については、グルタチオン(3つのアミノ酸から成るトリペプチド)、セレン、ビタミンB₁ を摂取することで変形能が改善するという報告があります。

血管の弾力性を維持する、つまり、動脈硬化を予防するためには血中の中性脂肪やコレステロールの量、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールのバランス、血栓予防も重要な要素になります。

そのために下記の栄養素が有効です。

また、微小循環で頻繁に生じる炎症反応が慢性化すると血流に悪影響を及ぼします。

そのため、炎症状態を改善する栄養成分も微小循環の血流改善に有効です。

下記のビタミン類、微量ミネラル類、ポリフェノール類、オメガ3系不飽和脂肪酸(DPA、EPA、DHAなど)にも抗炎症作用がありますが、ボスウェリン酸というインド乳香樹の樹液成分に強い抗炎症作用があることが知られています。

オメガ3系不飽和脂肪酸(α-リノレン酸、DHA、EPA)

中性脂肪やLDLコレステロールを減少させる。

レシチン

血管壁に付着したコレステロールを溶かしてくれるHDLコレステロールを増やす。

抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、カテキン、アントシアニジンなどのポリフェノール類、β-カロテン、リコピンなどのカロテノイド類、α-リポ酸、亜鉛[体内で活性酸素除去酵素の合成に必要不可欠)

LDLコレステロールや不飽和脂肪酸は活性酸素によって酸化されやすい物質であり、酸化されると血栓や動脈硬化、心筋梗塞の原因となる。

せっかくの良質な不飽和脂肪酸を酸化させないために抗酸化物質を同時に摂取することが必要。

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