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メタボ健診の血糖検査にあるHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)値の意味

糖というのは、もともと体内にあるタンパク質に取り付く性質を持っています。

これを「糖化」と言います。

もともと持っているものの機能を落としてしまうところが、酸化と良く似ています。

酸化が「錆(さ)び」なら、糖化は「焦(こ)げ」だと言われます。

ご飯を炊いたときに出来る茶色い部分、あれが「糖化」です。

当然、糖化も私たちの身体にとっては、老化の一因となるし、今はこの問題が最も深刻かもしれません。

糖化が より厄介なのは、糖化がある程度進むと、「AGE(終末糖化産物)」という物質に転換してしまうことです。

初期反応の段階では、何かのタンパク質と結合しても離れることが出来ますが、それが長い間に一体化してAGEになってしまいます。

これは、いわば劣化したタンパク質に変化してしまった状態で、もはや元に戻すことは出来なくなります。

しかも、AGEになると、今度は「フリーラジカル」という酸化を促進する有害物質を放出し始めるのです。

そのため、糖化が「糖毒性」と表現されることもあるほどです。

だからこそ、老化を予防し健康で長生きするには、糖化を防ぐことがとても大事になってくるのです。

糖化を防ぐには、糖質の摂取を制限して、糖濃度を上げないようにするほかありません。

糖の濃度が上がれば、必ず糖化が進みます。

これは防ぎようがないので、元を断つしか方法がないのです。

言い換えれば、糖からエネルギーを摂らないようにすること、これが出来れば、糖化を限りなく抑制できます。

栄養学では糖質、脂質、タンパク質を「三大栄養素」と言いますが、この意味を勘違いしないでください。

これは「摂らなければいけない栄養素が3つ」という意味ではなく、「エネルギーに換わることができる栄養素が3つ」という意味なのです。

その証拠に、脂質には「必須脂肪酸(ひっすしぼうさん)」、タンパク質の元になるアミノ酸にも「必須アミノ酸」がありますが、糖質には「必須糖質」というものはありません。

栄養学で「必須」と付くものは、それが欠乏すれば、身体の組織を構成できなくなり、病気になって死んでしまうというものです。

しかし、糖質にはそのような必要不可欠のものはありません。

このことからも、糖質は必ず摂取しなければならない栄養素ではないことが分かるでしょう。

何かの政治的配慮でも働いているのか、厚生労働省は「60パーセントのエネルギーを糖質から摂取すべき」と言っていますが、栄養学的には何の根拠もありません。

糖化の弊害を考慮すれば、明らかに間違いなのです。

通常の食事をしていれば、糖質の摂取をゼロにすることは不可能です。

そして、糖質を摂り血糖値が上昇すれば酸化の問題が付いてまわります。

そこを考えれば、40代からは、糖質を出来るだけ減らす努力をすることが賢明でしょう。

高血糖状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖は体内のタンパクと結合します。

この際、赤血球のタンパクであるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビンです。

このグリコヘモグロビンには何種類かあり、糖尿病と密接な関係を有するものが、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)でメタボ健診の「血糖検査」の欄にも記載されています。

HbA1c

上図は、血管内でブドウ糖がヘモグロビンに結合してグリコヘモグロビン(HbA1c)を形成している状況を示しています。

ヘモグロビンは赤血球の中に大量に存在するタンパクで、身体の隅々まで酸素を運搬する役割を担っています。

赤血球の寿命はおよそ120日(4ヶ月)といわれています。

赤血球はこの間ずっと体内を巡って、血管内のブドウ糖と少しずつ結びつきます。

高血糖、すなわち余っている糖が多ければ多いほど結びつきが増えグリコヘモグロビン(HbA1c)も多くなるわけです。

したがって血液中のHbA1c値は、赤血球の寿命の半分くらいにあたる時期の血糖値の平均を反映します。

すなわち外来で血液検査をすると、その日から1~2ヶ月前の血糖の状態を推定できることになります。

正常値は、4.3~5.8%で、6.1%以上であればほぼ糖尿病型と判断して良いことになっています。

HbA1cの目標値

HbA1c値はパーセントで表されますが、それが例えば「10」となっていたとすると、「ヘモグロビンの10パーセントで糖化が進み、酸素が運べなくなっている」という意味なのです。

要するに、糖の毒によって、身体の各部に必要な酸素を運ぶヘモグロビンが、1割も働けなくなっている、ということなのです。

糖尿病の人が多血(たけつ)傾向になって血液がドロドロになるのは、このようなヘモグロビンの数はたくさんあるのに、機能を失って酸素を運べなくなっているからです。

そこで、身体がもっとヘモグロビンを作って酸素を運ばなければと判断して、ヘモグロビンを作り続けた結果、血管内で血液がどんどん増えてしまった状態なのです。

高齢になったら出来るだけ糖質の摂取を控えることが、糖尿病はもとより、老化全般の防止と長生きに繋がるのです。

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