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サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

「ガンパレオ食」を実行する際の問題点

モチベーション

食事は生活習慣で根付いた最たるもので、なかなか一朝一夕では変えられないという方もいると思います。

また食しか楽しみがないのに、それを奪うとストレスになるという方もいるはずです。

したがって、ガンパレオ食(ケトパレオ)は、あくまでもご本人あるいはご家族の「本気で治すぞ!」というモチベーションが大前提です。

そのためにも、少し専門的用語があり、難しいところも多いと思いますが、前回まで説明してきた理論的背景を繰り返し読み、理解してください。

空腹感、便秘

一般的に絶食期間の1週間くらいまでは空腹感があることがあります。

個人差がありますが、どうしても最初はシュガーバーナー(糖をエネルギー源)の体質からファットバーナー(脂質をエネルギー源)体質に変わるまでは空腹を感じます。

これも趣味などで気を紛らわせる、あるいは大さじ1~2杯のココナッツオイルや水分をしっかり摂取するという方法で次第に治まってきます。

また、便秘には食事中のマグネシウム不足が関係しています。

マグネシウム製剤の服用、あるいはココナッツオイルのような中鎖トリグリセライド(MCT)オイルの摂取で解消できます。

血糖低下、ケトン値上昇に伴う諸症状

頭痛、フラフラ感、吐き気、震えなどが起こる方がいます。

これは低血糖に伴うアドレナリンというホルモンの放出による一過性の症状です。

特に今までの炭水化物依存度が高い食事からガンパレオ食に急に移行した場合に起こりやすくなります。

これらの症状は一種の好転反応で、大抵2~3日で自然と治ってきますが、ナチュラルパレオ食からゆっくり導入していくことで防ぐことが可能です。

尿量の増加

ガンパレオ食では血糖値が下がるにつれて、尿量が増加します。

このときにミネラルも一緒に尿中に排泄されてしまいます。

十分なミネラルが野菜で補給できない場合は、岩塩やミネラルのサプリメントで補給することも有効です。

内服薬

ガンパレオ食を実践している間、内服してはいけない医薬品がいくつかありますので以下に列挙します。

【アシドーシス(酸血症)を助長する薬剤】
抗てんかん薬(ゾニサミド、トピラマート)、利尿薬(アセタゾラミド)

【血糖値を上げる薬剤】
ステロイド、ホルモン剤(リュープリン)

【脱水を助長する薬剤】
利尿剤(ラシックスなど)

ビタミン、ミネラル不良

ガンパレオ食では総カロリーを制限しますが、なるべくビタミン、ミネラルの豊富な食材を選ぶ必要があります。

ビタミン、ミネラルなどが少ない栄養不良の状態でカロリー制限をすると、逆にガンの発生率が高まるからです。

これはミトコンドリアの細胞内呼吸が正常に働くためには鉄、ニコチンアミド(ビタミンB₃ のアミド)、ビタミンB₂ (ライボフヴィン)、パントテン酸などは必須の栄養素だからです。

したがって、カロリーを落とすことばかりではなく、これらの栄養素はしっかり摂取するように食材を選びましょう。

運動

ガン細胞は、環境因子によって引き起こされるミトコンドリアのダメージが引き金となっています。
この環境因子の中でも70%を占めるのが「食事」です。

食事をガンパレオ食で治療する方法を今まで述べてきました。

残りの30%の環境因子もガンを食い止めるためには非常に重要です。

この30%の環境因子の中でも最重要なのがライフスタイルです。

これを原始人、つまり私たちの祖先に近いライフスタイルという意味で、「パレオライフスタイル」と呼びます。

その中核をなすものが睡眠、運動、日光浴、ストレスマネージメントです。

この中で運動については、ガンに対しては特別な注意が必要です。

パレオライフスタイルでは無酸素運動・有酸素運動を組み合わせた理想的なエクササイズを提唱していますが、ガンの治療という面では、無酸素運動を続けることは危険です。

無酸素運動では筋肉に乳酸が蓄積されます。

乳酸は血液中に入り、肝臓に戻ったあとに糖に変換されます。

これをコリ回路(Cori cycle)といいます。

結果的に無酸素運動で蓄積した乳酸が糖に変換されて、また血糖値を上げることになります。

これがガンのエサになる可能性があります。

したがって、ガンに対してはウォーキングなどのゆったりした有酸素運動が良いでしょう。

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