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なぜ肝臓、肺、骨にガン転移が多いのか?

マクロファージは、全身の血流を巡回し、組織がダメージを負ったときに侵入して治癒に関与します。

また、組織の中に存在している古くなったマクロファージ(骨髄系細胞)を新しいものに取り換えます。

この組織の中に滞在しているマクロファージの新陳代謝は、細菌感染など異物処理が盛んな臓器ほど盛んに行なわれます。

全身で最も細菌感染などの異物処理が盛んな臓器こそが肺と肝臓です。

マクロファージの巡回(出し入れ)が盛んな肺、肝臓には「マクロファージ – ガン細胞」のハイブリッド細胞も集まりやすいことになります。

さらに骨髄は元々マクロファージを生んだ母体であり、造血系の幹細胞(白血球や赤血球の母体細胞)が生まれるところです。

マクロファージが母屋に還るイメージですが、骨髄にも入りやすいのです。

これが骨転移が多い理由です。

マクロファージはその他に炎症や外傷を受けた組織に侵入する特性があることは前述しました。

以前から手術が身体に与える侵襲(しんしゅう)によってガン転移が促進することが経験的に知られていました。

消化器ガンの開腹手術で、腹膜転移があることが分かると直ぐに閉腹して手術を終了します。

開腹手術では、皮膚と皮下組織、筋肉切断して内臓を見る際に、最初に目に入るのは腹膜です。

原発巣を見るまでもなく、腹膜に転移巣を発見した時点で、お腹の傷を閉じて手術を終えます。

これは手術操作そのものが身体に炎症を起こし、さらにガンの転移を促進するからです。

興味深いことに抜糸後の肺ガンの転移が起こる、あるいは乳ガンの針生検(はりせいけん)の通り道(組織損傷)に転移巣が見つかるという症例が報告されています。

これを「炎症によるガン転移促進作用」といいます。

こういった現象がみられるのも、「マクロファージ – ガン細胞」のハイブリッド細胞が転移の本態であるからに他なりません。

マクロファージは全身を巡回しますから、理論的にはどこの臓器に転移が起こってもおかしくはないのですが、以上の理由で肺、肝臓、骨そして炎症部位には転移しやすいのです。

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