お悩み・症状・習慣別のサプリメント活用術

menu

サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

深呼吸はストレスを減らす

ストレスは心拍に現れます。これまで健康な状態における心拍間隔は一定と考えられてきましたが、最近の研究ではミリセカンド(1000分の1秒)単位で、ばらつきがあることが分かってきました。

このばらつきの幅が大きいほど、副交感神経が優位でストレスがない状態であることが判明したのです。

安静時では約8%程度ですが、この数字が2桁を超えると、ストレスのない状態を表す指標となります。

そこで深呼吸で実験をしたところ、20秒間息を吐き続けると、この幅が大幅にアップして安静時の8%から11.2%へと3.2%も上昇しました。つまり、深呼吸は科学的にストレス低減効果があることが分かったのです。

ストレスと大きく関わる自律神経と呼吸の間には、深い関係があります。呼吸を変えることで、本来は意思の及ばない自律神経を整えることが可能になるのです。

自律神経と呼吸中枢は繋がっており、特に息を長く吐くと副交感神経を刺激して、短く何回も続けて吐くと交感神経を刺激します。

ガンの人は自律神経のうち交感神経が優位になっているので、息を長く吐いて副交感神経に刺激を与えることが重要です。

また、考えごとをしたり、ふさぎ込んだりすると呼吸が浅くなるので、動脈中の酸素量が減り、炭酸ガス量が増えてきます。すると、無意識にため息が漏れたり、あくびが出たりして動脈中の炭酸ガスの排出を促します。

江戸中期の禅僧白隠(はくいん)は禅の修行で病となり、衰弱の果てに辿り着いた治療法として、修行に苦しむ弟子たちの為に呼吸法を伝えました。

白隠禅師が書いた「夜船閑話(やせんかんわ)」という書の中には、いわゆる腹式呼吸法(丹田呼吸法)について説かれています。

「心は心をもって制することはできない。息(呼吸)をもって心身を養え」

そこで、座禅による腹式呼吸の効果について調べたところ、

(1) 呼吸数が50%減少し、1分間に平均8回になった。
(2) 座禅の中でアルファ波とシータ波が増えた。
(3) 無意識のうちに深い腹式呼吸が行なえるようになり、ガス交換率が良くなった。

このように精神面での効果と同時に、腸の蠕動(ぜんどう)運動が促進されるなど、健康面での効果も期待できることが分かりました。

尚、深呼吸で10秒以上の時間をかけて、ゆっくりと長く息を吐くと血圧が下がることも分かっています。

それでは、最後に副交感神経に働きかける深呼吸の方法を説明します。

(1) まず仰向けに寝て全身の筋肉をリラックスさせます。
(2) へその下(丹田)に力を入れます。
(3) 息を長く吐きながら、できるだけ深くお腹をへこまします。
(4) 最初は10秒くらいから始め、20秒間吐き続けられるようにします。
(5) 最初に鼻から一気に息を吸い、吐くときは吸う時間の5~6倍かけて、ゆっくりと吐き出します。

尚、普通に生活をしているときの日常的な呼吸も短く吸って、長く息を吐くようにすると、自然と腹式呼吸になります。

成人の平均呼吸数は、通常1分間に16回くらいですが、これを自然な状態で8~10回くらいにすることを心がけてください。

スポンサードリンク

関連記事

このブログに投票くださった方へ感謝