お悩み・症状・習慣別のサプリメント活用術

menu

サプリメントの基礎知識と選び方バイブル

二日酔いのメカニズムと二日酔いの時に摂るべき栄養素

アルコールを分解するときに生まれるアセトアルデヒドは非常に毒性の高い物質です。

酒を多量に摂取した結果、このアセトアルデヒドの分解が間に合わなくなると、その毒素がどんどん体内に溜まり、頭痛や吐き気が強まります。

また、アルコールが血流に入ると、脳下垂体はバソプレッシンという体内の水分を保つホルモン(抗利尿ホルモン)の分泌を抑えるようになり、利尿作用が活発になります。

その結果、体内への水分摂取が低下し、尿として体外へ排出されるため(酒を飲むとトイレが近くなるのは、このためです)身体は脱水状態になります。

ちなみに、二日酔いで頭痛になる理由のひとつに、脱水のため体が脳から水分を吸収しようとし、脳が収縮してしまい頭蓋骨と脳を繋げる膜が引っ張られることが挙げられます。

身体のだるさや疲労感は、肝臓の働き過ぎ(アルコール性疲労)だけが原因ではなく、排尿のしすぎによって身体から塩分やカリウム、マグネシウムといった、神経や筋肉、細胞が正常に機能するために必要な栄養素が体外へ出ていってしまうために生じます。

また、多量のアルコール摂取は肝臓のエネルギー産生(TCA回路=脂肪、炭水化物、タンパク質などのエネルギー代謝において最も重要な経路)を阻害することも分かっています。

二日酔いの時に摂るべき栄養素とは

二日酔いの解消に役立つ栄養素について述べます。

まず、ビタミンとミネラルを摂取することは大前提となります。

肝臓の機能を支えているのは肝細胞にある数百種類の酵素であり、これらの酵素の働きを支えているのがビタミンやミネラルです。

特に、亜鉛や鉄、セレン、マンガンなどの微量ミネラルとビタミンB群などの栄養素は必須です。

その上で、以下の栄養素を摂取すると二日酔いの解消に役立つでしょう。

オルニチン

オルニチンには、肝臓の解毒機能を高め、アルコール性疲労の軽減、肝機能の回復をする作用があります。

具体的には、肝臓の代謝経路のひとつであるオルニチン回路(尿素回路)を活性化させます。

また、アルコールを多量に摂取して過剰産生されたNADHという補酵素は、脳のエネルギーである糖とケトン体の産生を妨げます。

これに対してオルニチンは、オルニチン回路を活性化する過程でNADHを消費することによって、糖とケトン体の産生を阻害する要因を取り除きます。

オルニチンが多い食材は、しじみ、キハダマグロ、ヒラメなどです。

クルクミン

クルクミンには、アセトアルデヒドの代謝促進、肝機能の回復、肝臓の解毒機能を高める作用と胆汁の分泌を促す作用があります。

具体的には、肝臓内部のグルタチオン濃度を高め、アセトアルデヒドの代謝を約50%促進すると言われています。

グルタチオンは、アミノ酸のL-システイン、L-グルタミン、そしてグリシンから成るトリペプチドです。

細胞レベルで水溶性の抗酸化物質として働き、様々な危険物質から身体を防ぐための解毒作用に関わります。

クルクミンはまた、アルコールの多量摂取によって滞った胆汁の分泌を促すことで肝臓の負担を軽くします。

クルクミンが多い食材は、ウコン系、カレー粉などです。

タウリン

タウリンには、アルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素(ADH、ALDH)の働きを促進する作用があることが分かっています。

また、肝細胞の再生を促す働きや、アルコール摂取で体内に増えた活性酸素と、それによって
生み出された過酸化脂質を消去する働きもあります。

タウリンが多い食材はイカ、タコ、牡蠣(かき)などです。

スポンサードリンク

関連記事

このブログに投票くださった方へ感謝