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ミトコンドリアのエピジェネティクス現象

遺伝子そのものの変異(遺伝子配列の変化)ではなく、遺伝子のスイッチのオン / オフを変化させる現象を「エピジェネティクス」と呼びます。

「ジェネティクス」(genetics)が「遺伝子」という意味ですから、それに「上の」、「外の」というエピ(epi)という接頭語がついて「遺伝子外の」という意味になります。

遺伝子(DNA)の配列そのものは変化しませんが、スイッチの切り替えが起こるものです。

「遺伝と環境のダイナミックな相互作用」と言い換えても良いかも知れません。

この「エピジェネティクス」現象は、温度、気圧などの物理的環境、食事内容、運動などのライフスタイル、あるいは慢性炎症など病的状態まで含まれる様々な環境因子によってもたらされます。

つまり様々な環境因子で遺伝子のスイッチのオン / オフが起こるのです。

簡単な例を挙げましょう。

  • ウミガメの性別は卵のときの気温によって決定される。
  • イナゴは、密集した環境で生まれ育つと、そうでない場合に比べて筋肉が良く発達する(移動に適した体格になる)。
  • 一卵性双生児(遺伝子が全く同じ)でも全く似ていない場合がある。

このような遺伝子のスイッチに影響を与える様々な環境因子の中でも最も重要なものが、ミトコンドリアのストレス反応(逆行性反応)です。

これはミトコンドリアの細胞内呼吸などにダメージを負ったときに、細胞の核の遺伝子に「発電所(エネルギーを生む場所)がやられた」というシグナルを送るものです。

このシグナルを受け取った核の遺伝子側では、たくさんのエネルギー代謝に関与する遺伝子が活性化します。

つまり、眠っていた遺伝子のスイッチがオンになります。

ミトコンドリアのストレス応答という「エピジェネティクス」現象(ミトコンドリアのSOSによって遺伝子のスイッチのオン / オフが変化する)が、ミトコンドリアのダメージを負った細胞が発酵という手段をとって生き延びようとする際に分子レベルで起こしている機構です。

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