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肥満と低体重、どちらを気にすればいいのか?

マラスムス(エネルギー摂取不足の低栄養状態)に陥った高齢者は痩せていきますが、残念ながら本人も周囲の人たちも、それをあまり気にしないことが多いようです。というのも「メタボリックシンドロームに注意しないといけない」「太るのはよくない」と言われ続けているために、太ることばかりを気にして、痩せることの問題には気がついていないのです。

確かに、年を取るにつれて代謝が落ちますから、中高年になっても若い頃と同じような食生活を続けていると太っていきます。それを放っておくとインスリン不足になって、糖尿の気が出てきます。高血圧も起こってきて、動脈硬化をきたしたり、臓器の血流障害をきたしたりします。メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満に高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上を併せ持つ状態)を放置すると、動脈硬化や糖尿病、脳卒中や心筋梗塞などを発症する危険性が高くなりますから、60代ぐらいまでは太ることに注意が必要なのです。ただし70代以降は、むしろ痩せることに注意が必要です。

では、いったい体重がどの程度ならば肥満で、どの程度ならば痩せているのでしょうか?その基準になるのが「BMI(Body Mass Index)」です。BMIは体格を表す指標として広く用いられていて、この数値が肥満や痩せの目安になっています。以下の数式で簡単に出せますから、ご自分のBMIを計算してみてください。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

たとえば、体重が60kgで身長が160cmの人は「60÷1.6÷1.6=23.4」で、BMI23.4です。

日本では、BMIが25以上を肥満、18.5未満を低体重(痩せ)、22が理想体重とされてきました。男女ともにBMI22が、高血圧、高血糖、糖質異常を発症する率が最も低いとされてきたのです。ただし近頃は、24が最も低いというデータが出て、若干変わってきています。

世界的に見ると、理想体重はもっと重くて、BMI27の人が最も長生きだというデータが出ています。ただ、欧米人とアジア人では元々体格が違いますから、27という数字をそのまま日本人に当てはめることはできないでしょう。ところが、世界各国に共通していえることが1つだけあります。どの国のデータでも、18.5を切ると急激に死亡率が上がっていくのです。痩せていると短命なのです。

糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの発症率は、太っている人のほうが高いのは事実です。しかし、病気になったとき生き残る確率は、太っている人のほうが高いのです。これを「オベシティ・パラドックス(obesity paradox:肥満の逆説)」と呼びます。事実、ぽっちゃりとふくよかな瀬戸内寂聴さんは 92歳で胆嚢ガンの摘出手術を受けましたが、闘病生活とリハビリを乗り切って見事に復帰。小説を発表するまでに回復しました。

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