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サルコペニアの予防でガン患者は生き切って幸せに逝くことができる

サルコペニアにならないために必要な栄養は、まず良質なタンパク質です。したがって、タンパク質の合成を促進し、筋肉崩壊を防ぐ作用が強い※BCAAを投与します。

※BCAAは、Branched Chain Amino Acidsの頭文字で、分子構造から分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸と呼ばれ、具体的には必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンのことを言います。

さらに、エネルギーの元になる脂肪酸を使われやすくするために、L-カルニチンやコエンザイムQ10も投与します。また、エネルギーを作る過程にある、TCAサイクルを活性化させるビタミンB₁なども必要です。

実は、これらの成分を含んだ栄養剤で、ガン終末期の人を対象に無作為抽出試験をしたところ、驚くほどの有意差が出ました。プラセボ(偽薬)を飲んだ人と比べて、栄養剤を飲んだ人は、クエン酸の作用によって血中の乳酸値が低下して、それまでどうしても取れなかった倦怠感が取れました。それに加えてタンパク質の代謝が良くなったり、高脂血症が改善したりしました。

ガン治療で最もコントロールが難しいのが、倦怠感です。ステロイドホルモンなどが以前から用いられてきましたが、世界的な傾向として、ステロイドホルモンを長期的に用いると、免疫障害やサルコペニアを増長するだけでなく、身体への水分貯蓄を引き起こし、全身浮腫をきたしやすいといわれています。

また、高度の倦怠感にはオピオイド(医薬用麻薬)の増長がなされ、ほぼ眠った状態で最後の時を迎えねばならないことがほとんどです。この状態は誤嚥(ごえん)性肺炎や褥瘡(じょくそう=床ずれ)の発生につながります。

ガンがある場合は、ガン細胞が嫌気性解糖でしか生きることができません。また、嫌気性解糖は非合理的なエネルギー生成をしますので、細胞が増殖するためにはどんどん代謝が亢進して、著しく血液中の乳酸が溜まってだるくなります。

ところが、だるさが取れますと、自分自身で動くことができるようになります。すると食欲が出てエネルギーの摂取量も増え、元気になり、ADL(Activities of daily living:日常生活動作)が上がります。

さらに、血中のタンパク質が増えることで、薬の薬理効果が安定し、副作用も減ります。痛み止めが長時間きちんと効くようになりますし、吐き気も抑えられるようになって、さらにADLが高まるという好循環が生まれるのです。

サルコペニアを予防していくと、ガンがあってもギリギリまで元気でいることができます。そして、あるときフワッと天に召されます。まさに、いきいきと生き切って、幸せに逝くことができるのです。

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