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免疫細胞のバランスが崩れるとガンが活性化される

多くの方は、「免疫細胞はどんなときでも自分の体を守ってくれる正義の味方」だと信じていると思いますが、実はそうとは限らないのです。

なかには「悪玉」もいて、ガンと戦うどころか、ガンの手先となって、ガンに有利になるように立ち回る免疫細胞もいるのです。

特に悪い免疫細胞は、酸化したマクロファージ(TAM=腫瘍関連マクロファージ)と、酸化した樹状細胞です。

これらは正常な免疫力を下げ、病状を悪化させます。

また、Th2(T helper 2=2型ヘルパーT細胞)という免疫細胞も悪さをします。

T細胞にはヘルパーT細胞、CTL(細胞障害性T細胞 / キラーT細胞)、サプレッサー(抑制性)T細胞の3種類があって、そのうちのヘルパーT細胞は機能的にTh1(T helper 1=1型ヘルパーT細胞)とTh2に分かれています。

すなわちキラー系細胞を刺激してガン細胞を攻撃させるのが細胞性免疫であるTh1です。

一方、Th2はTh1を抑制して、液性免疫に免疫系の流れをシフトします。

つまり、Th1とTh2は相互に抑制し合い、バランスをとっているわけです。

このバランスは極めて重要で、一般に免疫力が強いとは細胞性免疫力が強いことで、Th1とTh2の比率が10対1以上のときをいい、5対1以下では免疫力が弱い、更に逆転して1対1以下では免疫的に危険な状態となります。

Th2は完全に悪玉ではありませんが、このようにバランスが崩れ、優勢になり過ぎると、ガンの味方に変身してしまうのです。

一方、サイトカインにも善玉と悪玉があります。

サイトカインは免疫細胞から分泌されるタンパク質ですが、なかでもインターロイキン(IL)は免疫系の多くの機能を担っています。

ところが、なかにはIL-6のような炎症性サイトカインや、ガン細胞の運動や浸潤を亢進させるTGF-βといった、ガンに都合の良いサイトカインもあります。

善玉免疫サイトカインが優位に働いていることが理想ですが、ガン患者さんにおいては悪玉が優勢の場合がほとんどですから、こうした改善も必要となってきます。

また、VEGF(血管内皮増殖因子)などの血管新生因子をチェックすることも重要です。

ガンは正常細胞から栄養を奪い、患者さんの体を衰えさせていきます。

その際、不可欠なのが血管新生で、それを阻止するためには血管新生因子をブロックする必要があるのです。

このように、免疫解析を行なって免疫の状態を知ることで、個々の患者さんに最適な治療を提供することができ、その結果、治療効果を上げることにもつながります。

免疫解析が不可欠というのは、こうした理由からです。

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