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癌ペプチドワクチン治療が成功するための鍵

ガンは自身の特異的性質である無秩序な増殖や転移、浸潤に関与するタンパク質を作り出しています。

ペプチドは、そのガン細胞の表面の特異的タンパク質の断片のことで、ガン抗原と呼ばれ、ガンの免疫システムにおいての標的(旗印)です。

そして、このシステムで中心的な役割を担うのがリンパ球の1つであるCTL(細胞傷害性T細胞 / キラーT細胞)。

このCTLが樹状細胞の誘導のもと、特異的にガン細胞のペプチドを見つけ、それを標的として攻撃します。

CTLはペプチドによって刺激を受けて活性化され、更に増殖し、ガン細胞を叩くようになるのです。

つまり、癌ペプチドワクチン治療は、その特徴を活かした治療法で、癌ペプチドをワクチンとして患者さんに投与することで、特異的CTLを大量に誘導し、選択的にガン細胞だけを攻撃するというのが基本的な考え方です。

そこで、決め手となるのが「ペプチド」ですが、一昔前は、手術当日に切除した新鮮な自己ガン組織を処理し、その特徴を多分に含んだ自己由来の情報源を埋め込む「自己ガン由来のガン抗原」が一般的でした。いわゆる生ワクチンです。

しかし、昨今はシャープな情報としてのペプチドを埋め込む「人工合成のガン抗原」とし、4~6種類のペプチドを樹状細胞の中に埋め込むマルチタイプのペプチドワクチンを用いた方法が主流になっています。

そのことで樹状細胞が、ガンの持つヘテロ性(多様性)にも対応できるようになり、強い抗原認識力が最大限に発揮される治療が可能になりました。

また、生ワクチンは癌ペプチドです。その癌ペプチドは、ガンの分解産物です。

すなわち、死滅した生のガン組織を埋め込んでも、規則正しく分解されなければ、きちんとした情報伝達の役割を果たせないのです。

簡単に言うと、生ワクチンは情報が多すぎて、しかもその情報は ほとんどいらない情報であるため、免疫系がフリーズしてしまうのです。

専門家の間で「自己ガン由来のガン抗原」に対する評価を疑問視する声が増えていますが、それは今お話ししたように、ガンの分解産物が規則正しく分解されないと捉えられているからです。

したがって、規則正しく分解される癌ペプチドにするには、合成ペプチドを用いるのが良策ということです。

そのような優れた癌ペプチドを樹状細胞に搭載することが、癌ペプチドワクチン治療の大きなポイントといえるのです。

例えるなら、規則正しく分解されていない「自己ガン由来のガン抗原」からなるペプチドは天然の真珠、規則正しく分解されている「人工合成のガン抗原」からなるペプチドは養殖した真珠です。

そして、市場に出ているキレイな真珠は ほとんど養殖真珠なのです。

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