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ガン悪液質におけるタンパク質代謝と脂肪代謝異常

食べ物から摂ったタンパク質は、アミノ酸に分解され、小腸から吸収されます。

そして、肝臓に運ばれ、血液によって各組織へ送られます。

組織の細胞では、送られてきたアミノ酸が体の新しいタンパク質に作り変えられ、同時に古いタンパク質は一定の割合でアミノ酸に分解され、絶えず入れ替わっています。

ところが、ガン悪液質では、このタンパク質代謝に異常が見られ、骨格筋タンパク質の分解亢進、骨格筋タンパク質の合成低下、ガン細胞におけるタンパク質合成の増加、また全身的にはタンパク代謝回転の亢進、肝臓や全身でのタンパク質合成の亢進などが認められます。

脂肪の著しい減少も、ガン悪液質に特徴的な代謝異常(脂肪代謝異常)です。

これは脂肪合成と脂肪分解のインバランスの結果であり、脂肪合成の抑制よりも、むしろ脂肪分解が亢進することが原因とされています。

そして、その脂肪分解亢進は、脂肪細胞から分泌されるサイトカイン(生理活性物質)のTNF-α(腫瘍壊死因子)などの影響によるインスリン抵抗性や、ガンが作り出すLPMという特異的因子などの関与が考えられています。

また、脂質代謝異常として、中性脂肪を分解するLPL(リポタンパクリパーゼ)という酵素の活性低下が認められますが、その一因はLPMにあり、更にTNF-α、IL-6 などの炎症性サイトカインもLPLの活性を低下させることが分かっています。

ちなみに、LPL活性低下は、高トリグリセリド血症や低HDLコレステロール血症といった脂質異常症を引き起こします。

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