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アルギニンの血液濃度を下げることでガンを兵糧攻め

急性リンパ球白血病(ALL)の治療で使用されるL-アスパラギネースという酵素があります。

この白血病細胞はアスパラギンというアミノ酸を必要とします。

L-アスパラギネースは、アスパラギンをアスパラギン酸に分解してアスパラギンを使用できないようにします。

アスパラギンは分子構造上グルタミンとよく似ているため、L-アスパラギネースはグルタミンも ある程度分解する能力があります。

この酵素もグルタミン濃度を下げるのに役に立つかもしれません。

また、約半数のガン細胞で、アルギニンが必須アミノ酸(自分の細胞内で作れない)になっていることが分かっています。

ガン細胞は、アルギニンを作る酵素(アルギニン・コハク酸エステル合成酵素)が極めて低レベルであるため、自分でアルギニンを作り出すことができず外から摂取するしかないからです。

これをガン細胞のアルギニン栄養要求性といいます。

アルギニンは、グルタミン同様20種類のアミノ酸の1つです。

細胞にとっては、タンパク質を合成し、サバイバルしていくのに必要なアミノ酸です。

アルギニンは、ガン細胞にとっても生存に必要不可欠なアミノ酸です。

正常細胞は、アルギニンを作る酵素があるため、アルギニンを与えなくても自分で合成できますが、ガン細胞はアルギニンが無ければ死滅してしまうものがあります。

このアルギニン栄養要求性に着目した治療が、肝臓ガン、悪性メラノーマ、中皮腫(アスベストで起こる胸膜のガン)などでトライされ、一定の効果を上げています。

具体的にはアルギニンを分解する酵素を使って、アルギニンの血液濃度を下げることでガンを兵糧攻めします。

これらのガン細胞特有の代謝に着目した治療は、将来のガン治療の臨床応用に弾みをつけるものです。

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