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タンパク質の吸収後のゆくえ

アミノ酸の吸収後のゆくえ

体内のアミノ酸は、組織を構成するタンパク質(体タンパク質)、酵素、ホルモン、抗体など、体内の全てのタンパク質を作る素材です。

これらの体内すべてのタンパク質は、常に今あるものが分解され、新しいタンパク質が合成され続けています。

これを「代謝回転(ターンオーバー)」と言います。

小腸から吸収されたアミノ酸は肝臓に運ばれた後、各組織に送られて体タンパク質を作る素材となります。

このとき、体タンパク質が分解してできたアミノ酸と合流し、新たな体タンパク質合成に使われます。

同時に、その一部は必要に応じて他の非必須アミノ酸、グルコース、脂肪酸の合成やエネルギー源として使われます。

体タンパク質が代謝回転を行う速さは年齢によって違い、成長期の乳児や幼児では速く、高齢になるほど遅くなります。

また、組織によって代謝回転速度は違います。

血漿(けっしょう)と肝臓のタンパク質は10~15日で半分が新しいものに置き換わります。

アミノ酸の代謝

体タンパク質の合成に使いきらずに、余ったアミノ酸は、分解されます。

アミノ酸は糖質や脂質と異なり、窒素(アミノ基)を含んでいます。

アミノ酸が分解されるとき、まずアミノ基が切り離されます。

アミノ酸から切り離されたアミノ基はアンモニアとなります。

そして、グルタミン酸と反応してグルタミンになり肝臓へ運ばれます。

そして肝臓内の尿素サイクルに入って尿素に変換され、尿中に排泄されます。

アミノ基が切り離された炭素骨格部分は、解糖系やTCAサイクルに入り、燃焼してエネルギーとなるか、グルコースや脂肪酸の材料となります。

必須アミノ酸と非必須アミノ酸

人体は、体に必要な全ての種類のタンパク質を合成していますが、その素材であるアミノ酸のうち9種類は、体内では合成できません。

これを必須アミノ酸と言い、食事から摂る必要があります。

これに対し、体内で合成できるアミノ酸を非必須アミノ酸と言います。

非必須と言っても、必須アミノ酸と同様に、体タンパク質を合成する上で必要な栄養素です。

アミノ酸の代謝の仕組み

体重が増加しない成人では、体タンパク質量も増加しません。

このような成人では、毎日摂取するタンパク質量と同じだけのアミノ酸が分解されます。

アミノ酸の分解は、窒素を含んだアミノ基を切り離すことから始まります。

切り離されたアミノ基は、必要に応じて非必須アミノ酸を作る材料となり、不要な部分は尿素に合成され尿中に排泄されます。

アミノ酸が切り離された残りの炭素骨格部分は、最終的にはTCAサイクルを経て二酸化炭素と水に分解するとともにエネルギーを生成します。

タンパク質・アミノ酸の代謝

※アミノ酸プール・・・食事由来のアミノ酸と組織タンパク質由来のアミノ酸は混ざり合って存在しますが、この状態をアミノ酸プールと言います。このプールを介してタンパク質代謝が行なわれます。

タンパク質の半減期

体タンパク質は常に合成と分解を繰り返しており、その代謝回路速度は各タンパク質によって異なります。

食事でタンパク質が摂れないと、肝臓でのアルブミンの合成が減り、血中に分泌されるアルブミンにも影響があり、血漿(けっしょう)濃度が低下します。

そこで、血漿アルブミン濃度はタンパク質栄養状態をみる指標として使われます。

また血中プレアルブミン、トランスフェリン、レチノール結合タンパク質は急速代謝回転タンパク質と呼ばれ、半減期が短いため短期間の栄養状態を反映する栄養指標となっています。

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