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遅発型フードアレルギーは「なんとなく調子が悪い」を引き起こす

フードアレルギーには、2つのタイプがあります。

1つは、アレルゲンを摂取するとすぐに症状が出る「即時型」。

そして、もう1つがアレルゲンを摂取して数時間~数日経ってから症状が現れる「遅発型」です。

遅発型フードアレルギー

まず即時型フードアレルギーとは、そばや卵などのアレルゲンを食べた直後に、かゆみやじんましん、ひどい時には呼吸困難などの症状が出てくるもの。

対して、遅発型フードアレルギーは食後数時間~数日経ってから症状が現れるもので、頭痛、下痢、イライラ、疲労感、肌あれなど『なんとなく体調が悪い』と感じる症状であることが大きな特徴です。

アメリカでは、過敏性腸症候群の原因として注目され、近年になって、日本でも知られるようになってきました。

そのため、まだ解明されていない部分も多いのです。

即時型フードアレルギーは、IgE という抗体が発症に関わりますが、遅発型ではIgGという別の抗体によって、症状が引き起こされます。

そのことから、即時型の検査で陽性反応があっても遅発型では無反応だったり、またその逆もあるのです。

即時型は小児期に発症して年齢を経ると治まる事例が多いのに対し、遅発型は年齢に関係なく現れます。

フードアレルギー 即時型と遅発型

同じ食品を摂取し続けることにより、消化管でその食品に対する分解能力がキャパシティを超えてしまい、慢性炎症が起こります。

ですから「食生活には気を使っているし、身体にいいものを毎日食べているから大丈夫」と思った人ほど遅発型フードアレルギーになりやすいタイプといえます。

遅発型フードアレルギーの症状

遅発型アレルギー検査は医療機関で受けることができ、少量の血液を採取するだけで、約100種類の食品について調べられます。

アレルギーレベルは0~Ⅵの7段階で結果が示され、レベルⅢ以上が対策の必要な陽性だと考えられています。

原因不明の不調を抱えた人、医療機関を受診しても症状が改善されない人は遅発型フードアレルギーの可能性があると言えます。

また、妊娠している人、妊娠を希望する人は、不調の有無にかかわらず検査を受けておくといいでしょう。

IgG 抗体は胎盤を通過するため、新生児に影響が出る可能性が高いからです。

遅発型アレルギー検査を受けた人の8割に陽性反応があるというのですが、一体どんな食品がアレルゲンになっているのでしょうか?

検査で陽性反応が出る食品の中で圧倒的に多いのは卵と乳製品です。

特に卵は、高度に当たるレベルⅤ~Ⅵの人が約60~65%、レベルⅢ~Ⅳの中等度の人は80~85%にも及んでいました。

卵に反応が出ない人は、たった15~20%しかいません。

他にもアレルゲンになりやすい食品として、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、アスパラガスや小麦がこれらに続きます。

昔から日本人が食べてこなかった外来種に陽性が出やすい傾向が見受けられない。

例えば、「りんごには反応が出にくいけれども、キウイ、バナナ、パイナップルには出やすい」とか「米には出にくいけれども、パンには出やすい」などです。

戦後、日本人が欧米型の食生活を取り入れるようになってから、まだ100年にも満たないので、体質が追い付いてないのではないかと思われます。

アレルゲン頻度の高い食材

いずれの食品も、1年を通してスーパーなどで普通に手に入り、冷蔵庫に常備されているようなものばかり。

それだけ遅発型のアレルゲンが私たちの身の回りにあふれているのです。

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遅発型フードアレルギーの対処方法は、アレルゲンになる食品を除去することと、腸環境を整えること。

「好物が食べられなくなったらどうしよう」と思うと憂鬱になりますが、遅発型の場合は即時型と違って一定期間アレルゲンを除去することで、改善が見られることが多いそうです。

改善すれば、食べる頻度を調節しながらその食品をまた食べられるようになるので、心配し過ぎなくてもいいようです。

個人差はありますが、アレルゲン除去に取り組んでしばらく経つと、睡眠の質や肌の調子がよくなったり、イライラが落ち着いて、集中力がアップするなど、変化を体感する人が多いです。

また、食生活を見直したことから、ダイエット効果が出たケースも少なくありません。

全体的に健康が底上げされるようなイメージでしょうか。

すっきりとさわやかな体調のよさを得てから、以前の自分は体調不良だったのだと改めて気づく人も多いそうです。

検査でアレルギーレベルⅢ以上と診断されたら、アレルゲンになる食品を一切摂らないよう指導されます。

例えば成長過程にある10代の方など、厳しい食事制限が好ましくない場合は、その食品を摂ったらその後3日摂らないようにする4デイズローテーションという方法を選ぶこともありますが、基本的には一切摂らないという方法になります。

卵や乳製品を含む50種類がアレルゲンという人の場合はレベルの高い食品から優先順位をつけて除去を行います。

強度のアレルギーが治まると、それにつられるように他のアレルゲン反応も落ち着きます。

食べられないものがある生活は大変かもしれませんが、不調のない未来をイメージすれば、長い人生の中の半年を乗り越えられるでしょう。

アレルゲン除去は簡単なことのように思われそうですが、卵や乳製品は、実にいろいろな料理や食品に使われているので、注意が必要です。

卵は、揚げ物やハンバーグのつなぎにも使われていますし、パスタなど一部の麺類、マヨネーズやドレッシングにも含まれています。

乳製品はグラタンやピザ、パン、そしてチョコレートやケーキなどのスイーツにも使われています。

こんな食品にも? と思うようなものに含まれていますので、買いものでは成分表示を必ずチェックする習慣をつけなければいけません。

自炊なら食べるものを自分で管理しやすいでしょう。

また、最近はアレルギー対応をしてくれる飲食店も増えていますから、事前に問い合わせて相談することもできます。

ごはんに味噌汁、魚のおかずといった和食はアレルゲン除去がしやすいと言えます。

乳製品や卵を使わない料理も多くありますし、やはり古くから日本にあるものは日本人の身体に合うのでしょう。

ちなみにスイーツも和菓子が安心です。

また、パンが食べたくなったら、卵と乳製品を使っていないベーグルやナンを選びましょう。

その他、牛乳の代わりに豆乳にするなど代替できる食品は多くありますので、工夫次第でアレルゲン除去はスムーズになります。

遅発型フードアレルギーは、アレルゲンになる食品の腸内での代謝が追い付かずに起こると言われています。

そのため、アレルゲン除去と並行して弱った胃腸の消化吸収力を上げるとよいでしょう。

そう言うと、よくヨーグルトを食べて腸内を整えようとする人がいるのですが、乳製品そのものがアレルゲンになっている場合が多いので要注意です。

改善後、アレルゲンだったものを食べ始めたとき、再び遅発型フードアレルギーだと思われる症状が出ることがあります。

その場合は、アレルゲンとなる食品を避けることが必要です。

意外に思われるかもしれませんが、サプリメントもアレルゲンとなることも。

サプリメントを作る際には粉を固めるための「賦形剤(ふけいざい)」が使われます。

その賦形剤としてよく用いられるものに「乳糖」があります。

これは加工する側にとって非常に扱いやすい素材です。

サラサラとしていて、圧力をかけるとよく固まってくれます。

ところがこの乳糖は日本人に多い「乳糖不耐性」の方が摂ると、お腹の調子が悪くなりますし、乳製品にアレルギーがある人にとってはアレルゲンとなります。

健康になりたいためにサプリメントを摂っているのにアレルギーになるという本末転倒な結果を生まないためにも原材料名のチェックをお忘れなく。

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