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アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)

人体には、「疲労やストレスを軽減する器官」が備わっていることをご存じですか?

それが副腎(アドレナル)です。

その副腎が疲労してしまったら・・・?

今回は1990年代に米国の医師ジェームズ・L・ウィルソンによって提唱された概念「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」について書いてみます。

副腎疲労の大きな特徴は極度の疲労です。

アメリカの栄養療法の権威ジョナサン・V・ライト医学博士によると、副腎疲労に苦しむ人々に共通する主訴は「乗り越えられない、我慢できない」疲労感だそうです。

しかし、血液の検査や尿検査、CT検査など、目に見える検査の全てが正常であるため、病気は存在しないと考えられ、複数の医師に「たらい回し」されるケースが多いそうです。

時には、精神的な問題と精神科の治療に回されるケースも・・・。

では、まず簡単に副腎について見てみましょう。

副腎って体のどこにあるかご存じですか?

副腎はクルミと同じ大きさで、形は三角のピラミッドのような形で腎臓の上にあります。

2つの部分から構成されており、外側にある皮質(副腎皮質)と呼ばれる部分と、内側の髄質(副腎髄質)と呼ばれる部分で、体の恒常性を保つために重要なホルモンを分泌する臓器です。

副腎の位置(正面)副腎の位置(側面)

副腎皮質は、コルチゾールとアルドステロンと呼ばれるホルモンを産生します。

コルチゾールはストレスから体を守り、糖利用の調節、血圧を正常に保つなど必要不可欠なホルモンです。

アルドステロンは塩分、カリウム、水分のバランスを保つのに重要な役割をします。

コルチゾールは生きていくのに絶対必要なホルモンです。

副腎髄質はアドレナリンとノルアドレナリンというホルモンを産生します。

これらのホルモンは、心臓や血管をはじめ全身の機能が正常に働くのに いろいろ重要な役割を持っていますが、なかでも非常時に血圧を上昇させたり、心臓から血液を送り出す力を強めたり、エネルギー源としてブドウ糖を血中に増加させたりする重要な働きをします。

こんな重要な働きをする副腎の機能が低下する、つまり副腎疲労の原因とは?

副腎疲労の原因は数多く存在しますが、大きな原因はストレスです。

ストレスには軽症から重度のものまであり、原因も様々です。

ストレス源が何であれ、副腎は全ての種類のストレスに反応しています。

体がそのストレスに適応できなかった場合に、副腎疲労は起こります。

簡単にストレスの原因となることを図にしてみました。

副腎疲労のストレス原因

ストレスに耐える能力は個人差があり、あらゆる年齢、職業の誰もが副腎疲労を患う可能性があります。

副腎疲労は、大まかなには次のように推移していきます。

【第1段階 コルチゾールが過剰に分泌される】

ストレスを感じるものの、やる気を動員すれば仕事などに立ち向かっていける状態。

【第2段階 コルチゾールが徐々に分泌されにくくなる】

副腎のオーバーワークによりコルチゾールを産生する能力が低下すると、やる気や集中力が低下。

更にストレスを感じやすくなる悪影響が始まります。

【第3段階 コルチゾールがほとんど分泌されなくなる】

副腎疲労の状態へ。

起き上がることが出来なくなる、強いめまいが起こる、うつ病のような状態になるなど、社会生活が困難な状態になってしまいます。


第2段階目に差し掛かった頃には、必ず自覚症状が出てきます。

以前に比べて「疲れが取れない」「やる気が出ない」と気になり始めたら、まずは生活習慣を見直し、第3段階に進まないようにしましょう。

副腎がストレスに反応するとき、細胞の新陳代謝が促進され、燃やす栄養素は通常必要とされる数の何倍にもなります。

良質な食料は これらの栄養素の最適な供給源です。

偏った食事は主要な原因の1つとなるので注意!

そして、副腎が溜め込んでしまった疲労を回復させるためには、私たちの体を動かすエネルギーを作る「TCAサイクル」(エネルギー産生サイクル)を動かすことが大切です。

まずは、睡眠不足にならない、バランスよく食べる、ストレスを溜めない工夫を忘れずに!

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